一人の若き志願兵を主人公に、戦争がリアルに、淡々と描かれていく。
教室の窓越しに行進する兵隊を見せたり、
兵舎の窓越しに爆撃を描いたりという客観的なカットの前半と、
段々と主人公の心に迫っていく後半との見せ方の対比があって、
ラストの手の演技。
なるほど。こうして見る側の感情を無意識的に引き込んでいくのか。
映像を作り始めるまでは正直、過去の映画って興味が沸かなかった。
決定的に「同時代性」が欠けているため、テーマや描き方が退屈に
思えて仕方なかったのだ。
しかし、作り手としての視点を持つと、
「名作」と呼ばれるものは、本当に勉強になる。
