映像制作者の映像レビュー
★★★★★


三国志を知らないと『レッド・クリフ』を楽しめないように、

この映画も、キューバ革命についての予備知識がないと面白くない。


僕自身は、そんなに詳しいわけではないけれど、

昨年たまたま『コマンダンテ』を見て、生のフィデル・カストロに驚愕し、

それを機にカストロの生い立ちとか、ゲバラの旅についての本とかを

2~3冊読んでいた。


だから、わかるのだ。この映画の圧倒的なリアリティが。

事実、ソダーバーグ監督が語っているが、

映画として脚色したエピソードは一つも無く、

全て徹底したリサーチに基づいて組み立てたとのこと。


スクリーンに映っているのは、

カストロやゲバラと共に戦った者が見た画。


これは、娯楽映画ではない。

ドキュメンタリーフィルムだ。