三国志を知らないと『レッド・クリフ』を楽しめないように、
この映画も、キューバ革命についての予備知識がないと面白くない。
僕自身は、そんなに詳しいわけではないけれど、
昨年たまたま『コマンダンテ』を見て、生のフィデル・カストロに驚愕し、
それを機にカストロの生い立ちとか、ゲバラの旅についての本とかを
2~3冊読んでいた。
だから、わかるのだ。この映画の圧倒的なリアリティが。
事実、ソダーバーグ監督が語っているが、
映画として脚色したエピソードは一つも無く、
全て徹底したリサーチに基づいて組み立てたとのこと。
スクリーンに映っているのは、
カストロやゲバラと共に戦った者が見た画。
これは、娯楽映画ではない。
ドキュメンタリーフィルムだ。
