映画館で見ようと思っていたのに結局見られなかった、

アル・ゴアの「不都合な真実」。もうDVDになっていたので早速購入。


温暖化による異常気象は、誰かに言われるまでもなく実感としてあって、

夏の暑さも、雨の降り方も、季節感も、俺が子供の頃とは明らかに違う。

ただ、なんか最近あちこちで言われる「温暖化」は、一種のブームに乗ってる

ようにしか見えなくて、いまいちピンと来なかった。


でも、やっぱり映像化されると、説得力が違う。

南極とグリーンランドの氷が溶けて、12m海面が上昇したシミュレーション。

川が干上がって、砂地となった地表に放置された船。

真っ白に死滅したサンゴ礁。


百の言葉よりも強い、一発のビジュアル。

映像でできること、映像だからできること、をとても考えさせられた。


しかしやっぱり、アメリカはすごいな。

アル・ゴアのような人が、政治家として存在するという事実がすごい。

彼は民主主義を心底信じている。

一人一人が力を持っていて、その力を合わせれば世界は良くなると、本気で思っている。

そしてそのために、自ら先頭に立って世界各地を回り、

絶望的なデータを提示しながらも、彼は決して、希望の言葉を捨てない。


彼を見ていると、自分の周囲10mぐらいしか見ていないような日本の政治家の、

その場しのぎにしか聞こえない言葉の、なんとちっぽけなことか。


もしアル・ゴアが大統領になっていたら、世界は今とは別の形になっていただろう。


しかし、そこでブッシュが勝ってしまうあたりに、人間のトホホな限界を感じてしまう

のは、俺だけだろうか。