今は、CMだけでなくWEBで流す映像や、プロモーションイベントで流す映像など、

テレビという「箱」に縛られることなく作っているので、実感することがある。


それは、映像の出番がここ2~3年で増えているということ。

そして、出番の数に反比例して、制作予算が減っているということ。


出番が増えるのはありがたいことだが、予算が幾らで作っても、

企画→撮影→編集→音入れという作業自体の手間は変わらない。

そして、最終アウトプットのクオリティを、ある一定レベル以上に保つためには、

予算がない場合特に、企画の段階で出来ること出来ないことがかなりシビアになってくる。


産業としての映像制作は、「ハリウッドかインディーズか」二極化していく。

これはもう時代の流れなので、逆行することはないだろう。

一制作者としてその流れに飲まれないようにするためには、受注スタンスからの脱却、

つまりは自ら発信していく「作家」になるより方法がない。


逆に、これだけ流すメディアが増えているということは、自ら発信すれば流す場所はある、

イコール何らかの形で世に出る可能性は高まっているということだ。

蛙男商会 」や「やわらか戦車 」のように、ワンソース・マルチユースの映像コンテンツが

作れるクリエイターだけが、これからの映像業界を引っ張っていくのではないか。