今の気持ちを、 あんまり本気にしないほうがいい (スレッガー・ロウ) | オトナのG★ ひとひと

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・・・・・Yahooブログにて〝 ガンプラ 〟の製作を中心に 『「ガンダム」と「ガンダムの如く心熱くさせるものごと」』について書きツヅっておりました。・。・。






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今の気持ちを、
あんまり本気にしないほうがいい

(スレッガー・ロウ)

第36話 「恐怖!機動ビグ・ザム」より


ジオンの小惑星 宇宙要塞「ソロモン」へと戦場は移り
スレッガーもガンダムの支援機に搭乗し戦果をあげていく。
やがて乗機が被弾してしまいホワイトベースへ一時着艦することとなる。
その動向を察知し動揺するミライ。そしてそのミライを気遣うブライト。

スレッガーはミライの気持ちを察するかのように語り始める。

ミライ 「中尉」
スレッガー 「…」
ミライ 「死なないでください」
スレッガー 「ミライ少尉、人間、若い時はいろんなことがあるけど、
        今の自分の気持ちをあんまり本気にしない方がいい」
ミライ 「どういうことでしょう?」
スレッガー 「ん、まあいいでしょう」
ミライ 「中尉」
スレッガー 「俺は少尉の好意を受けられるような男じゃない」
ミライ 「スレッガー」
スレッガー 「俺にとっちゃあ、…少尉はまぶしすぎるんだ。世界が違うんだな」
ミライ 「でも」
スレッガー 「安物なんだがね、おふくろの形見なんだ。
        空でなくしたら大変だ、預かっといてくれよ」
     「…すまない。お、おっ」
ミライ 「あっ…」
スレッガー 「指輪を頼むよ、少尉」
ミライ 「…」
     「中尉」



実は、スレッガーの母親は存命であって、形見というのはミライに対しての嘘だったとか・・
そういったお話も後に出てきてはいましたね。

もしかしたら・・・
セイラに興味を抱くポーズを見せながらも、ミライとカムランに割って入ったころから、
実は指輪を用意し、最良のタイミングでプレゼントするつもりだったかもしれません。。。
もしかしたら、
ジャブローから搭乗したその日から、ミライのことがずっと胸中にあったのかもしれません。

しかし、ソロモンの戦場の想像を絶するプレッシャーの激しさ。
あっけなく被弾してしまったこの状況からすると・・・
もしかしたら最悪の展開もありうると予感し、このセリフに至ったのではないかとも取れます。
スレッガーでさえ怯ませ、動揺させてしまう戦場であったからです。


ファーストガンダムの、人間を描く視点が深くて巧妙であるが故に、
様々な捉え方があって然りですね。。。。