F1エンジンの歴史
(`・ω´・)b今回は超縦長です!!
覚悟してお読み下さいませ!!
〘ターボって何なの!?美味しいの!?(笑)〙
( ・´ω・`)なんとなく速いってのは分かるんだけど~
よく分かんなーい!!って人のためにざっくりと説明しますね。
4ストロークエンジンです♪
1・吸気
2・圧縮
3・爆発
4・排気
4つの行程で1つの周期となっているのでこう呼びます。
1の行程でピストンが下がると、丁度注射器と一緒の原理で外から空気が吸い込まれますね。
その時に、吸い込まれる空気の流れにガソリンを霧状に噴霧します。
従って、エンジンの燃焼室の中には細かい霧状のガソリンが含まれた空気が取り込まれます。
この空気のことを混合気と言います!覚えておいてくださいね。
混合気が燃焼室内に取り込まれる量は燃焼室の容積と一致します。
この混合気を2で圧縮します。圧縮することによって強い爆発力が得られるのです。
この基本的な設計のエンジンのことを自然吸気エンジン、または
NAエンジン(Natural AspirationあるいはNormal Aspiration)と言います。
( ̄▽ ̄)NAエンジンで強いパワーを得るには~
燃焼室の容積を大きくすれば混合気も沢山入るから爆発も大きくなりますね♪
ただ、上の画像を見ても分かるとおり
4つの行程はクランクシャフトが2回転で1つの周期ですね。
720度のうち、力が得られるのは爆発の行程からの180度のみで
あとの540度は惰性で回っているので効率が良くない。
そこで複数の燃焼室のクランクシャフトをつないで、それぞれの爆発タイミングを
ずらせば効率よくパワーが得られる・・・という考えからの多気筒化に繋がります。
2気筒・3気筒・4気筒・5気筒・6気筒・8気筒・12気筒・16気筒・・・・・
こうなってくるとですね・・・
エンジンでっかくなっちゃうんです!!
(´_`。)小さいエンジンで大きなパワーを得るにはどうしたらいいのか!?
そこで着目したのは吸気の際の吸気量!
(`・ω´・)b燃焼室の容積以上の混合気を無理矢理押し込めばいいんじゃね!?
・・・ってことで開発されたのがターボチャージャーです♪
これは、エンジンの排気を利用してタービンを回して
タービンを空気の取り入れ口にセットしたもの。
空気は既に圧縮された状態でエンジンに送り込まれるので
燃焼室内の圧縮もNAほど圧縮する必要もないからデカい燃焼室も要らない。
よって、コンパクトなエンジンで大きなパワーが得られるというワケ♪
特に男子は内燃機関ラブな人が多いので、それぞれのシステムには
もっともっといろんなメリット・デメリットがあるのはご存知だと思いますが・・・
(´0ノ`*)ターボってどんなものかなんとなく分かりましたか!?
〘F1のエンジンの変遷〙
1950年 Formula 1 World Championshipが
イギリスのシルバーストーンサーキットでスタート!!
1952年~
( ゚ ▽ ゚ ;)フェラーリが直4の2リッターですか・・・
アルベルト・アスカリが連覇を決めたマシンですね。
1954年~
(⌒∇⌒)ミッドシップ以外にもですね~
これまでは自動車メーカーがシャシーとエンジンをセットで開発していたのが
大半を占めていたF1界に、プライベーターとして初めて
コンストラクターズチャンピオンを獲得したチームなんですね♪
ジャック・ブラバムのチームメイトにはブルース・マクラーレン。
二人とも後に独立してチームを創設しますね♪
ちなみにロン・デニスのレース人生のスタートはこのチームのメカニックでした♪
またクーパーの下部カテゴリーチームの監督だったのはケン・ティレル。
まさに英国系の質実剛健なプライベーターの血統の始祖とも言えるチームです!
1961年~
1966年~
F1の歴史の様々な事柄に必ずと言っていいほど関与していた名エンジン!
フォード・コスワース・DFV!!
1966年からの規約変更NA3000ccまたは1500ccターボレギュレーション。
この名機が生まれたのは規約変更の翌年1967年のことでした♪
それまでのNA1500ccの規約から排気量が倍増したことにより
(`・ω´・)bまずは大きなパワーを受け止めるタイヤがワイドトレッドに!!
(`・ω´・)b続いて少しでもパワーのロスを無くすために空力付加物が!!
(°∀°)bエンジン規約の変遷ですので、もれなく記入しますが・・・
1972年~
エンジンの気筒数を最大で12気筒までに制限する
まぁ一応決めておこうかって感じですかねwww
ちなみにかつてBRMというチームが開発しグランプリに送り込んだ
とてつもないエンジンが3000ccのH16エンジン!!
これは1500cc水平対向8気筒エンジンを2段重ねにしたエンジンです。
結果は惨憺たるモノでしたがねwww
その70年代の前半はロータス・ティレル・マクラーレンの
フォード・コスワース・DFV勢がそのエンジンの素性の良さで
圧倒的な速さを見せつけていました♪
新興チームもぞくぞくと自前でシャシーを製作し
フォード・コスワース・DFVを積んで参戦する・・・いわゆるキットカーの時代。
そのDFVの攻勢を指をくわえて見ていたフェラーリがついに開花!!
12気筒にこだわり続けていたフェラーリ。
1970年にはそれまでのV12から水平対向12気筒エンジンに。
不遇の時を経て新しく開発された2世代目のフラット12気筒と
ニキ・ラウダにより黄金時代を迎えます!!
さあ、どうしても12気筒にはパワーで劣るDFV勢。
パワーで劣るなら、空力を突き詰めてコーナリングスピードをあげるしかない。
その結果が・・・
(^^ゞグランド・エフェクトカーの詳細を書くと更に長くなるので~www
(`・ω´・)bグランド・エフェクトカー登場と同じ頃
自動車開発の技術が飛躍的に進歩したことによって
今までレギュレーションでは認められていたものの
実用化にまで至らなかったターボエンジンがついにサーキットに現れます!!
そんなこんなで~
DFV勢のみならず、1979年には全車がグランド・エフェクトカーとなったのですが
・°・(ノД`)・°・悪夢の1982年
フラットボトム規制により
1983年にはグランド・エフェクトカーは廃止となりました。
グランド・エフェクトにより得ていたスピードを取り戻すため
各チームは進歩著しいターボエンジンに着目しだしたのです♪
1986年
鉄人リカルド・パトレーゼ!!
やっぱりブラバムの車は美しいなぁ♪
この年のエンジン規定がいくりん的にはもっとも不可解です。
排気量1500ccまで・・・これだけです。
これは実質NAは参戦出来ないということ。
まさにターボ最盛期ですね。
1987年~
ロータス99Tを駆る中嶋悟~♪
前年の全車ターボの規定から一転!
1986年にWRCやル・マンで悲惨な事故が相次いだ為
1000馬力オーバーのターボは危険、というモタスポの潮流により
3500ccのNAまたは1500ccのターボということでNA復活!!
しかもターボは1988年までで1989年からは禁止となることがFIAから発表。
1989年~
ここからF1はハイテクデバイスと空力とエンジンの
トータルパッケージが求められるようになるのですが・・・
ハイテクデバイスは金を持ってるチームが有利になりすぎって事で
1994年にはリアクティブ・サスを筆頭としたハイテクデバイスが禁止となり・・・
・°・(ノД`)・°・サンマリノの悪夢
F1は抜本的な改革を迫られた
エンジンに関しても急遽翌1995年から
3000ccにスケールダウンする事が決定。
1995年~
そうそう。この年のフェラーリは3000ccのV12エンジン!
前年に給油が解禁になったことによって、自重から重いV12は
何のメリットもない、って事で・・・伝統の12気筒を捨て
バランスに優れたV10にスイッチしようと計画していた。
かつてのライバルHONDAでプロジェクト・リーダーを務めていた
後藤治氏をV10開発の責任者として1994年に招聘。
・・・その矢先での規約変更だったので、開発が間に合わず
急遽前年の3500ccV12をスケールダウンさせて参戦という・・・
V10投入は翌年1996年でした。
2000年~
2001年~
2005年
で・・・
2006年~
(´・ω・`)この後の規約変更は覚えていますよね!?
書かなくていい!?・・・もう終わりが見えないので
ざっと書けばですね・・・
エンジン回転数を制限されたり~
エンジン開発を凍結されたり~
年間エンジン使用数を制限されたり~
そして将来の変更が先日FIAからリリースされました♪
2014年F1エンジン規約: FIA公式プレスリリース
[ソース:F1通信]
(o^-')b今度はどんなドラマが待ち受けているんでしょうかね!?
結構いくりんは楽しみにしてる派♪
ただ・・・あまりにも規約でがんじがらめにするとちょっと・・・ね。
(´・ω・`)うまいまとめ方が分からないwwww
おそらくこのブログ史上最長の記事となりました。
読んでいただいた奇特な方www
長々とお付き合いいただきありがとうございました♪
覚悟してお読み下さいませ!!
〘ターボって何なの!?美味しいの!?(笑)〙
( ・´ω・`)なんとなく速いってのは分かるんだけど~
よく分かんなーい!!って人のためにざっくりと説明しますね。
4ストロークエンジンです♪
1・吸気
2・圧縮
3・爆発
4・排気
4つの行程で1つの周期となっているのでこう呼びます。
1の行程でピストンが下がると、丁度注射器と一緒の原理で外から空気が吸い込まれますね。
その時に、吸い込まれる空気の流れにガソリンを霧状に噴霧します。
従って、エンジンの燃焼室の中には細かい霧状のガソリンが含まれた空気が取り込まれます。
この空気のことを混合気と言います!覚えておいてくださいね。
混合気が燃焼室内に取り込まれる量は燃焼室の容積と一致します。
この混合気を2で圧縮します。圧縮することによって強い爆発力が得られるのです。
この基本的な設計のエンジンのことを自然吸気エンジン、または
NAエンジン(Natural AspirationあるいはNormal Aspiration)と言います。
( ̄▽ ̄)NAエンジンで強いパワーを得るには~
燃焼室の容積を大きくすれば混合気も沢山入るから爆発も大きくなりますね♪
ただ、上の画像を見ても分かるとおり
4つの行程はクランクシャフトが2回転で1つの周期ですね。
720度のうち、力が得られるのは爆発の行程からの180度のみで
あとの540度は惰性で回っているので効率が良くない。
そこで複数の燃焼室のクランクシャフトをつないで、それぞれの爆発タイミングを
ずらせば効率よくパワーが得られる・・・という考えからの多気筒化に繋がります。
2気筒・3気筒・4気筒・5気筒・6気筒・8気筒・12気筒・16気筒・・・・・
こうなってくるとですね・・・
エンジンでっかくなっちゃうんです!!
(´_`。)小さいエンジンで大きなパワーを得るにはどうしたらいいのか!?
そこで着目したのは吸気の際の吸気量!
(`・ω´・)b燃焼室の容積以上の混合気を無理矢理押し込めばいいんじゃね!?
・・・ってことで開発されたのがターボチャージャーです♪
これは、エンジンの排気を利用してタービンを回して
タービンを空気の取り入れ口にセットしたもの。
空気は既に圧縮された状態でエンジンに送り込まれるので
燃焼室内の圧縮もNAほど圧縮する必要もないからデカい燃焼室も要らない。
よって、コンパクトなエンジンで大きなパワーが得られるというワケ♪
特に男子は内燃機関ラブな人が多いので、それぞれのシステムには
もっともっといろんなメリット・デメリットがあるのはご存知だと思いますが・・・
(´0ノ`*)ターボってどんなものかなんとなく分かりましたか!?
〘F1のエンジンの変遷〙
1950年 Formula 1 World Championshipが
イギリスのシルバーストーンサーキットでスタート!!
1952年~
( ゚ ▽ ゚ ;)フェラーリが直4の2リッターですか・・・
アルベルト・アスカリが連覇を決めたマシンですね。
1954年~
(⌒∇⌒)ミッドシップ以外にもですね~
これまでは自動車メーカーがシャシーとエンジンをセットで開発していたのが
大半を占めていたF1界に、プライベーターとして初めて
コンストラクターズチャンピオンを獲得したチームなんですね♪
ジャック・ブラバムのチームメイトにはブルース・マクラーレン。
二人とも後に独立してチームを創設しますね♪
ちなみにロン・デニスのレース人生のスタートはこのチームのメカニックでした♪
またクーパーの下部カテゴリーチームの監督だったのはケン・ティレル。
まさに英国系の質実剛健なプライベーターの血統の始祖とも言えるチームです!
1961年~
1966年~
F1の歴史の様々な事柄に必ずと言っていいほど関与していた名エンジン!
フォード・コスワース・DFV!!
1966年からの規約変更NA3000ccまたは1500ccターボレギュレーション。
この名機が生まれたのは規約変更の翌年1967年のことでした♪
それまでのNA1500ccの規約から排気量が倍増したことにより
(`・ω´・)bまずは大きなパワーを受け止めるタイヤがワイドトレッドに!!
(`・ω´・)b続いて少しでもパワーのロスを無くすために空力付加物が!!
(°∀°)bエンジン規約の変遷ですので、もれなく記入しますが・・・
1972年~
エンジンの気筒数を最大で12気筒までに制限する
まぁ一応決めておこうかって感じですかねwww
ちなみにかつてBRMというチームが開発しグランプリに送り込んだ
とてつもないエンジンが3000ccのH16エンジン!!
これは1500cc水平対向8気筒エンジンを2段重ねにしたエンジンです。
結果は惨憺たるモノでしたがねwww
その70年代の前半はロータス・ティレル・マクラーレンの
フォード・コスワース・DFV勢がそのエンジンの素性の良さで
圧倒的な速さを見せつけていました♪
新興チームもぞくぞくと自前でシャシーを製作し
フォード・コスワース・DFVを積んで参戦する・・・いわゆるキットカーの時代。
そのDFVの攻勢を指をくわえて見ていたフェラーリがついに開花!!
12気筒にこだわり続けていたフェラーリ。
1970年にはそれまでのV12から水平対向12気筒エンジンに。
不遇の時を経て新しく開発された2世代目のフラット12気筒と
ニキ・ラウダにより黄金時代を迎えます!!
さあ、どうしても12気筒にはパワーで劣るDFV勢。
パワーで劣るなら、空力を突き詰めてコーナリングスピードをあげるしかない。
その結果が・・・
(^^ゞグランド・エフェクトカーの詳細を書くと更に長くなるので~www
(`・ω´・)bグランド・エフェクトカー登場と同じ頃
自動車開発の技術が飛躍的に進歩したことによって
今までレギュレーションでは認められていたものの
実用化にまで至らなかったターボエンジンがついにサーキットに現れます!!
そんなこんなで~
DFV勢のみならず、1979年には全車がグランド・エフェクトカーとなったのですが
・°・(ノД`)・°・悪夢の1982年
フラットボトム規制により
1983年にはグランド・エフェクトカーは廃止となりました。
グランド・エフェクトにより得ていたスピードを取り戻すため
各チームは進歩著しいターボエンジンに着目しだしたのです♪
1986年
鉄人リカルド・パトレーゼ!!
やっぱりブラバムの車は美しいなぁ♪
この年のエンジン規定がいくりん的にはもっとも不可解です。
排気量1500ccまで・・・これだけです。
これは実質NAは参戦出来ないということ。
まさにターボ最盛期ですね。
1987年~
ロータス99Tを駆る中嶋悟~♪
前年の全車ターボの規定から一転!
1986年にWRCやル・マンで悲惨な事故が相次いだ為
1000馬力オーバーのターボは危険、というモタスポの潮流により
3500ccのNAまたは1500ccのターボということでNA復活!!
しかもターボは1988年までで1989年からは禁止となることがFIAから発表。
1989年~
ここからF1はハイテクデバイスと空力とエンジンの
トータルパッケージが求められるようになるのですが・・・
ハイテクデバイスは金を持ってるチームが有利になりすぎって事で
1994年にはリアクティブ・サスを筆頭としたハイテクデバイスが禁止となり・・・
・°・(ノД`)・°・サンマリノの悪夢
F1は抜本的な改革を迫られた
エンジンに関しても急遽翌1995年から
3000ccにスケールダウンする事が決定。
1995年~
そうそう。この年のフェラーリは3000ccのV12エンジン!
前年に給油が解禁になったことによって、自重から重いV12は
何のメリットもない、って事で・・・伝統の12気筒を捨て
バランスに優れたV10にスイッチしようと計画していた。
かつてのライバルHONDAでプロジェクト・リーダーを務めていた
後藤治氏をV10開発の責任者として1994年に招聘。
・・・その矢先での規約変更だったので、開発が間に合わず
急遽前年の3500ccV12をスケールダウンさせて参戦という・・・
V10投入は翌年1996年でした。
2000年~
2001年~
2005年
で・・・
2006年~
(´・ω・`)この後の規約変更は覚えていますよね!?
書かなくていい!?・・・もう終わりが見えないので
ざっと書けばですね・・・
エンジン回転数を制限されたり~
エンジン開発を凍結されたり~
年間エンジン使用数を制限されたり~
そして将来の変更が先日FIAからリリースされました♪
2014年F1エンジン規約: FIA公式プレスリリース
[ソース:F1通信]
(o^-')b今度はどんなドラマが待ち受けているんでしょうかね!?
結構いくりんは楽しみにしてる派♪
ただ・・・あまりにも規約でがんじがらめにするとちょっと・・・ね。
(´・ω・`)うまいまとめ方が分からないwwww
おそらくこのブログ史上最長の記事となりました。
読んでいただいた奇特な方www
長々とお付き合いいただきありがとうございました♪