(情報系)工業高校生の日常 -24ページ目

(情報系)工業高校生の日常

これがブログと分かるまで俺は旅を続けるぜ!
先生の次回作にご期待下さい

あの時の灰色桜の男 静に募る思いもあるだろう(主に憎しみ)
隣では奈々崎が怯えている マズイなぁ
「あの 何の用ですか」ボクの当然の問いに男は
「んなの決まってるだろ 平和島にやられたお礼だよ」
やっぱりこういうクズ野郎はどこにでもいるんだなぁ
「いや ボクを連れ去ると静が黙っちゃいませんと思いますけど」
一応警告 まぁ予想通り反応は
「馬鹿じゃねーの 別にそんなのお前が人質になればいいの」
その時 男の頬がピシャリとはたかれた
「やめて下さい!」そこには奈々崎の手が少し赤くなっているのが見えた
「このクソ女~調子に乗りやがって!!」店内がざわつく
そのボクは既に反射的に動いていた
男がポケットに手を入れると同時にボクは奈々崎を押しのける
その直後ナイフがつきだされボクの腹を貫いた
あまりの激痛に飛ぶ意識も飛ばない 店の中では悲鳴が聞こえる
そこにやってきたのは京平だった
「おい久城寺!大丈夫か!?」
「きょ…きょ―へい……奈々崎を連れてって…」
「馬鹿!んなことより テメぇが先だよなクソニット!!」
こういうときの京平は本当に怖い
京平は一瞬でニット帽を蹴飛ばすとその顔面に三発の拳骨をお見舞いした。
「とりあえず救急車だ!」
ほんとに今日はついて無いな…







目を覚ますと奈々崎の顔が見えた
…?なんでこんなとこに奈々崎が?
「あっ 先輩起きましたか?」
「あれ 今何時?」時計を見ると夕方6時ほぼ一日寝倒していたみたいだ
「先輩が刺されて三日経ちますよ」
あぁそういえばボクはあの男に刺されて…そっかそんなに眠っていたのか
「気を付けてくださいね 手術は終わったばかりなんですから」
は?
「もしかして奈々崎三日前から来てるの?」

そこにいたのは奈々崎ではなく赤林だった。幸いこちらには気づか――

「あれぇ 君は確か卜部のときの少年だよねぇ」気づかれた・・・

「御無沙汰です」一応挨拶をする

「いやぁ あの時は悪かったねぇ そうだあの時の詫びに鮨でも食いに行かないかい?」

「すみません 今からバイトなんで」ちゃんと断る理由があってよかった。もしバイトがなかったら・・・

―いやどうも無かったかも。

「そうかい そうかい じゃあこれおいちゃんの名刺だから 困ったことがあったらいつでも連絡して」

「ありがとうございます」できれば連絡したくない。

赤林はその場を去ると奈々崎が出てきた。

「あ、久城寺さん」

「あぁ どうも」なんか安心する・・・

「えっとそのよろしくです」


バイトが終わると奈々崎はスターバ●クスにさそってくれた 特に断る理由もなく一緒に行った。


「あの 久城寺さんは好きな人とかいますか?」

スタバで抹茶ラテを飲んでると奈々崎が聞いてきた

「べつに ほらボクってそんなにカッコよくないし あんまり縁がないんだよね」

「そんなことないです!」奈々崎が立ち上がった。

「あ・・・」その瞬間に抹茶ラテがこぼれた

「すみません!」

「いいよいいよ」別にボクについたわけじゃないし

その時だった

「あれ おまえあの時平和島といた」

「! 灰色ザクロ・・・」

「灰色桜だっての!」

そう あのニット帽の男だった


新羅と折原と静が去るとそれを見ていた京平が来た

「岸谷に平和島、また一癖ある奴と付き合ってんなぁお前さん」

「いや、あんたも一癖あると思うんですけど」

「お前が言うな」失礼なやつだ

「ボクは君らと比べたら普通すぎる気がするんだが」

「粟楠の奴らに捕まる奴よりは常識あると思うぜ それより、お前に関するうわさを聞いたんだが」

「またヤクザ関係?」あの事件はなぜか広まってしまい生徒の間で一時期話題になった、が変なことを言うとあの赤林とかいうひとが襲ってきそうなので誤魔化しておいた。それでも広まってしまったものは取り返しがつかず、いまでもボクが山●組の構成員の息子だとか東●会4代目会長 桐●一馬の隠し子だとか。

「そういう関係じゃねえ さっきの奈々崎って子 あの子の家は相当豪邸らしくてお前が執事をやってるとか」

「はぁ?なんでそうなるの」ボクは一億五千万の借金を背負わされた某ハヤテでも 坊ちゃんと悪魔の契約をした某ファントムハイヴ家執事でもない。

「いっつもお前が奈々崎の前を歩いているからだとか」」

「???ますます訳がわかんねぇ」

「つまり あの嬢ちゃんお前に気があるんじゃねぇのって話だ」

「いや一度もかかわってない気がするんだが」

「その辺が分からない限りはまだ子供ね」後ろから不意に女性の声がした。

「いやいや先生それとこれとは全く関係が」獅子崎 香(ししざき かおり)先生 ボクと静の担任の先生 今年新卒の若い先生だ、ここだけの話静はこの人のことが好きらしい。あいつ年上好きだからな

「いいのよ高校生はまだ子供で、特に君みたいな人はね久城寺クン」

「?なんでまた」

「いい、乙女ゲーに出てくるヒーローってのはたいてい鈍感なの――――」という話を延々とされ気がついた時にはすでに下校時刻となっていた。

翌日 学校が終わるとボクは駅近くの某書店へ向かった

昨日頼まれたバイトがあるからだ。しかしそこで見たのは奈々崎ではない別の知り合いの顔だった。