side智也
「さ、じゃあご飯にしましょ」
「ん」
そういうと小夜美は二人分の弁当箱をバッグから取り出した
「これ、智也のね」小夜美は大きい方の弁当箱を俺に渡した
「さんきゅ」
「じゃっいただきま~す」
「どうぞ~」
一口目を食べたとき俺は思い出した…小夜美の趣味について
『私、いろんなパンを作るの』
・・・・・・これはヤバイ、そうだったウニパンだって
しかしわざわざ恋人が作ってきてくれたものをむざむざと吐き出すわけにはいかない。
「どう?おいしい?」
「お・・・おう・・・・・・ぐぅっ」
「どうしたの?」
口が裂けても不味すぎてとは言え無い
「いや・・・口に入れすぎただけさ」
「そう?」
「あ・・・ああそうだ」
「?」
続けて二口目
「ごはっ!」
「ちょっ、智也ほんとに大丈夫?」
お世辞にも大丈夫な食べ物ではない、なぜハンバーグがリステ○ンの味がするのだろう
「ぜんぜん へ・・・いきだゾ」
「?」
三口目 シュウマイに手をつける ほのかに香るジ。イのにおい
そして気がつけば俺の目の前には白い天井が広がっていた
「気がついた?」
そこは保健室だった
「ごめん智也、多分シュウマイの油が駄目だったんだと思う」
油じゃなくて油汚れの間違いだろう
「そんな事無いさ、元々あんまり調子よくなかったんだ」