偉大なラッパー、エミネムを語る2部でございます。


社会現象となったエミネムの存在。グラミー賞のステージで、イギリス出身ホモで大音楽家のエルトン・ジョンと共演を発表後、遂にグラミー賞当日。

会場の外には反対運動を行なっているの団体が数え切れない程居て、それぞれが過激な言葉をプラカードに書きそれぞれエミネムを罵倒する発言を連呼する異常な雰囲気。

しかし会場内は大盛り上がり。何人もの大物アーティスト達が集まり、認めあい、まさに音楽の祭典。

エミネム含む何人かはパフォーマンスも行う。

ラップ関係の賞を総ナメしたエミネムは

飲んでもないのに、まるでピュアなMDMAがキマッたみたいに多幸感の嵐だったんじゃないかな?と僕は想像してる。

Jay-zのリリックにあるように、エクスタシーは【キング】になれる。

この時のエミネムはまさに社会的に

【キング】になった、歴史に名を残すことは決まったも同然な状況にもなった。【夢が叶った瞬間】だったと思う。

ワルさを強調したり、元売人家業の吹き溜まりのラッパー達の中でも異質の存在で、しかも白人、これ程の偉業はなかなか達成できないはず。しかもメジャーシーンに登場してまだ2年。年齢も二十代。当然と言えば当然なんだけど。

メジャーレーベルのインタースコープ・レコードとの契約とドレーのレーベル、アフターマスとの契約、更に自身のレーベルも立ち上げる。

【シェイディ・レコード】がそれだ。

50centやオービー・トライス、D12などの大物達が加入してゆく事になる。

因みに、当時の2大アイドルのブリトニー・スピアーズとクリスティーナ・アギレラも会場にいて、クリスティーナ・アギレラをディスっていたエミネムはこの場で和解しステージ上でハグをしている。

そして、エルトン・ジョンとのStanの共演。エルトンがオリジナルに少し手を加えながらピアノを演奏し、それに合わせてエミネムがラップを披露する。最後にハグして無事終了となった。

エルトンはエミネムについて

【ミック・ジャガー】や【キース・リチャーズ】などの伝説のアーティストと同等と評価をしている。


さて、エミネムの快進撃は続く。

来ましたよ!

【8Mile】の話が。音楽映画は数多くあるけれど、ダントツの上位に入る作品だと僕は評価してます。

【ロケットマン】【レイ】もお勧めなので、いつか紹介したいと思ってます。


8マイルの監督はオスカー監督の

【カーティス ハンソン】

助演女優

【ブリタニー マーフィー】

若くして亡くなったけど、クールで美人で、当時の上り調子ナンバーワン女優。死因は確かドラッグが関係してたと記憶してる。ロックスターみたいだよね。

映画の【SPAN】に出てる時のブリタニーマーフィー、僕大好きなんです。アナルセックスしたいくらい好きだったから、訃報を知った時はショックだったなぁ。

【キム ベイシンガー】

言わずと知れた、超大物女優ですね。エミネムの母親役での出演。


【8マイル】はエミネムの半自伝的映画で、舞台もエミネムのレペゼン、デトロイト。人口の9割方が貧困層の黒人。残りは主に富裕層の白人。貧困地区と富裕層地区ははっきりと分かれていて、その象徴が8マイルって場所…だった様な気がする。

結果的に映画は成功をおさめ、主題歌の【ルーズ・ユアセルフ】はアカデミー賞主題歌賞を獲得し、世界的特大の大ヒット曲。エミネム初のシングルでチャート1位を獲得。エミネムの代表曲の1つ。オバマ元大統領が選挙前に聴いて、モチベーションを上げていたって話は有名。

この頃のエミネムは超多忙。

映画の撮影、映画の中で頻繁に出てくるフリースタイル対決のリリック作りに、ラップバトルでのリリック作り、メジャー3rdアルバムの作成、ある男が元妻のキムへキスしたと勘違いしたエミネムは、無許可で所持していた拳銃の銃把で殴りつける事件をおこし、裁判中の身でもあった。音楽家生命の危機になるくらいの事件だったみたい。

が、結局3rdアルバムが発売される頃には、映画の成功を見届け、裁判の結果は、日本でゆう所の執行猶予、3rdアルバム

【The エミネム ショー】も当然の如くチャートを制覇。しかも、この年世界で一番売り上げたアルバムに認定された。つまり、名盤なわけです。


すべてを手に入れたエミネム。

この先に試練が待ち受けているとは誰もが想像してなかった。



         続けさせてね