――――――――――――
あれから3年の月日が経った
僕は神の加護だけを味方に旅をしていた
勇者「ふぅ…今日はこれくらいでいいか…町に戻って報酬でも受け取りに行かなきゃな…。」
城下町から少し離れた洞窟で酒場で受けた依頼である魔物の退治をしてきた
数匹の魔物の首を袋に入れ、帰路につこうとした時だった
女「きゃぁぁああぁあ!!!」
女性の叫び声が聞こえた
洞窟の奥の方からだ
僕は急いで声の方向に向かって走った
勇者「どうした!大丈夫か!?」
フードの女「すみません、手伝っていただけませんか?!」
そこにはさっき殲滅したはずの魔物が何匹もいた
勇者「まだいたのか!今助ける!」ザシュッズバッ!
手持ちの大剣で魔物を狩るが終わりが見えない
魔物が次々に湧いてくる
2人では少々辛い数だ
フードの女「少し時間稼いでください!」
勇者「?わかった!出来る限りのことはする!!」
フードの女は魔法を詠唱し始めた!
魔物「キキー!」
勇者「うるせぇ!」グシャッ
魔物「キキキー!!」
勇者「しつこいんだよ!!」ザシュッ
魔物「キキーキキキー!」
勇者「鬱陶しい!!」ズババッ!
勇者「女!まだか!?」
正直体力が辛い…
フードの女「お待たせしました!光よ!」パァ…
辺り一面に優しい光が降り注ぐ
勇者の傷が癒えていく!
魔物達「ぎゃあぁああぁ!!」
魔物はもがき苦しんでいる!
フードの女「今です、逃げましょう!」
勇者「あぁ」ダッ
ハァハァ…
勇者「やっと出口だ…」
フードの女「ありがとうございました、えっと…」
勇者「勇者だ、君は?」
フードの女「私は僧侶っていいます。まだまだ未熟ですけど」エヘッ
フードを脱ぎながら女は答えた
そこには魔法使いと瓜二つな女性がいた
僕は唖然とした
フードの女改め僧侶「どうしました?」
勇者「…あ、い、いや、なんでもない。」
僧侶「そうですか?とりあえず城下町に戻りましょうか。町に戻ったらなにかお礼をさせてください」ニコッ
勇者「いや、悪いし気にしないでくれ。」
僧侶「お礼、させてください」ニコッ
魔法使いが強要してくるときの笑顔が思い出せた
胸が締め付けられる
涙がこぼれそうになった
勇者「ん…じゃあお願いしようかな」
僧侶「はいっ♪それでは戻りましょうっ!」
僕は涙を堪えるように少し上をむいて町に向かって歩きだした
――――
見渡すかぎり一面の星空
村の小高い丘の上にある僕の家
僕は幼馴染の魔法使いと屋根の上に上り一緒に眺めていた
お互い18歳になり
成人の儀を明日に控えており
緊張もあり眠れず他愛もない話をしていた
勇者を父とした僕は明日
この村を出て魔王討伐の旅に出る
魔法使いと2人でこの村から旅立ち
この世界の平和の為に…
大切な村のみんなの為に
全力を尽くすつもりだ
魔法使い「明日…だね、勇者。」
勇者「うん、これからもよろしく頼むよ。唯一の仲間だからなw」
魔法使い「まずは仲間を探そうねww」
勇者「あぁ、第一の目的地は王国だな。王様に会いに行って神の加護を受けなきゃ。」
魔法使い「じゃあ明日は遠出だ!早寝しなきゃ~」
勇者「だね、今日は泊まっていくといいよ」
魔法使い「変なことしたら殺すから!」
勇者「しないしないwwじゃ、おやすみ」
魔法使い「ふふっwおやすみなさい」
僕と魔法使いは期待に胸を膨らませ、明日の儀式を待ちわびながら眠りについた
……
………
…て勇……勇者!
…もう朝?……魔法使いか??
起きて勇者!!
勇者「ん…?どうした?」
魔法使い「村が!村が大変なの!早くきて!」
薄暗いはずの時間の空は不気味に明るく不思議な気持ちになった
僕は家の外へでた
村を見下ろすと一面火の海と化していた
勇者「なんだよこれ…」
魔法使い「私にもわからないけど早く逃げよう?!ここにいたら私達、殺されるわ!」
勇者「は…ははっ…意味わかんねぇ…いきなりなんだよ…」
魔法使い「勇者!こっちに逃げm…」グシャッ
足元になにか落ちるような音がした
腕?
魔法使い「きゃぁぁああぁあ!!!」
??「危ない危ない、逃げられるところだった。こんにちわ勇者さんとお友達」ニコッ
振り向くと刀を持った女性がいた
刀は多量の血を帯びていた
??「クスッ…はじめまして、私は魔王って言います。今日は挨拶にきました。逃げられたら挨拶すらできないのでそちらのお嬢さんには少々痛い思いをしてもらいました。」
魔法使い「私の腕…?血が…止まんないよぉ…勇者ぁ……」
勇者「魔王が何の用だよ!僕を殺しにきたのか?!」
僕は魔法使いを庇うように魔王との間に割り込み叫んだ
??改め魔王「だから、ただの挨拶だよ?村を滅ぼしたのはついで。勇者さんの顔が見たくてさ。ところでお嬢さん、ちょっと黙ってよ。」ドスッ!
魔王は一瞬にして僕の後ろの魔法使いの心臓に刀を突き刺し殺した
魔法使い「ぇ…?今日から勇者と……」ガクッ
魔王「これで静かだ♪ゆっくり話そうか」ニコッ
勇者「は、話ってなんだよ……魔法使いがおまえに何したんだよ!」
魔王「うーん…理由は特にないかな??強いて言えば邪魔だったからかな」
勇者「意味わかんねぇ…わかんねぇよ!!」
勇者は短剣を強く握り一心不乱に魔王に向かって行った
魔王「全然ダメ。早さも強さも」
勇者の短剣はいとも簡単に素手で止められた
魔王「今回の勇者は期待はずれかな?まぁいいや。せいぜい成長して私を楽しませてね??」ニコッ
魔王は僕に無邪気な笑顔を見せ、その場を去って行った
焼け果てた村に降り注ぐ冷たい雨が降り出した
幼馴染のまだ温かい体温をもった体は雨に打たれ、それを徐々に失っていく
たった数分で僕はすべてを失った
早すぎる別れ
僕は独りただただそこに立ち尽くしていた
村の小高い丘の上にある僕の家
僕は幼馴染の魔法使いと屋根の上に上り一緒に眺めていた
お互い18歳になり
成人の儀を明日に控えており
緊張もあり眠れず他愛もない話をしていた
勇者を父とした僕は明日
この村を出て魔王討伐の旅に出る
魔法使いと2人でこの村から旅立ち
この世界の平和の為に…
大切な村のみんなの為に
全力を尽くすつもりだ
魔法使い「明日…だね、勇者。」
勇者「うん、これからもよろしく頼むよ。唯一の仲間だからなw」
魔法使い「まずは仲間を探そうねww」
勇者「あぁ、第一の目的地は王国だな。王様に会いに行って神の加護を受けなきゃ。」
魔法使い「じゃあ明日は遠出だ!早寝しなきゃ~」
勇者「だね、今日は泊まっていくといいよ」
魔法使い「変なことしたら殺すから!」
勇者「しないしないwwじゃ、おやすみ」
魔法使い「ふふっwおやすみなさい」
僕と魔法使いは期待に胸を膨らませ、明日の儀式を待ちわびながら眠りについた
……
………
…て勇……勇者!
…もう朝?……魔法使いか??
起きて勇者!!
勇者「ん…?どうした?」
魔法使い「村が!村が大変なの!早くきて!」
薄暗いはずの時間の空は不気味に明るく不思議な気持ちになった
僕は家の外へでた
村を見下ろすと一面火の海と化していた
勇者「なんだよこれ…」
魔法使い「私にもわからないけど早く逃げよう?!ここにいたら私達、殺されるわ!」
勇者「は…ははっ…意味わかんねぇ…いきなりなんだよ…」
魔法使い「勇者!こっちに逃げm…」グシャッ
足元になにか落ちるような音がした
腕?
魔法使い「きゃぁぁああぁあ!!!」
??「危ない危ない、逃げられるところだった。こんにちわ勇者さんとお友達」ニコッ
振り向くと刀を持った女性がいた
刀は多量の血を帯びていた
??「クスッ…はじめまして、私は魔王って言います。今日は挨拶にきました。逃げられたら挨拶すらできないのでそちらのお嬢さんには少々痛い思いをしてもらいました。」
魔法使い「私の腕…?血が…止まんないよぉ…勇者ぁ……」
勇者「魔王が何の用だよ!僕を殺しにきたのか?!」
僕は魔法使いを庇うように魔王との間に割り込み叫んだ
??改め魔王「だから、ただの挨拶だよ?村を滅ぼしたのはついで。勇者さんの顔が見たくてさ。ところでお嬢さん、ちょっと黙ってよ。」ドスッ!
魔王は一瞬にして僕の後ろの魔法使いの心臓に刀を突き刺し殺した
魔法使い「ぇ…?今日から勇者と……」ガクッ
魔王「これで静かだ♪ゆっくり話そうか」ニコッ
勇者「は、話ってなんだよ……魔法使いがおまえに何したんだよ!」
魔王「うーん…理由は特にないかな??強いて言えば邪魔だったからかな」
勇者「意味わかんねぇ…わかんねぇよ!!」
勇者は短剣を強く握り一心不乱に魔王に向かって行った
魔王「全然ダメ。早さも強さも」
勇者の短剣はいとも簡単に素手で止められた
魔王「今回の勇者は期待はずれかな?まぁいいや。せいぜい成長して私を楽しませてね??」ニコッ
魔王は僕に無邪気な笑顔を見せ、その場を去って行った
焼け果てた村に降り注ぐ冷たい雨が降り出した
幼馴染のまだ温かい体温をもった体は雨に打たれ、それを徐々に失っていく
たった数分で僕はすべてを失った
早すぎる別れ
僕は独りただただそこに立ち尽くしていた
