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日常物語③店員さん、ご迷惑おかけします。

 

こんな経験は無いだろうか?

「なんか、店員さんに申し訳ない」と。

 

 

10月後半。

さすがに半袖では寒気を遮れない季節。

自宅にいては寒くて気が滅入りそうになり、外食をしていた。

 

メインの食事を終え、食後のデザートを楽しむ。

苦味のあるホットコーヒーと甘いイチゴのケーキ。

 

一口頬張る度、イチゴの甘酸っぱいが口に広がる。

この至福のひと時は誰にも邪魔されない。

 

 

 

時間をかけて食べ終え、テーブル上にあるお会計金額を確かめる。

ふむ。金額に問題無い。

カバンから財布を取り出し、すぐに支払う準備は万全だ。

 

 

イスから立ち上がると、レジに向かう。

 

 

レジで店員にレシートを手渡す。

打ち込んでいる間、視線の行き場を失くしていた私は知らず内に店員を眺める。

胸元につけた名前の横には、初心者マークの若葉シール。

 

・・・・この人、新人の人か。

 

そんな事を考えながら、暇をつぶす。

そんな数秒の思考の間に金額が黒い電子板に表示される。

その金額に合わせて、千円札を取り出した。

 

「××ポイントカードはお持ちでしょうか?」

店員に促され、慌ててカードを提示。

よかった。自宅に置いて来たかと思った。

 

受け取った店員は、レジ画面の横にある細い隙間にそのカードを下へスライドさせる。

 

ピー。

 

カードが読み込めない。

その新人店員は、再度同じアクションを起こす。

 

ピー。

 

やはり、出来なかった様だ。

まぁ仕方が無い。そういう事もある。

 

ピー。

 

ピー。

 

四回目でさすがに疑問を覚える。

これ程、連続で警告音というものは出る物だろうか?

 

いくら読み込みが甘いと言っても、続き過ぎだ。

・・・・店員の挑戦魂も、相当なものだが。

 

焦りでいっぱいいっぱいの店員は、私に「少々、お待ちください」と言い残して裏方へと姿を消す。

 

 

しばらくして、新人店員に代わって見るからに「ベテランの風格」を持った店員が現れた。

 

同様にレジ横の溝にカードを通す。

けれど、結果は同じであった。

しかし、その後の対応は違う。

 

何かを打ち込んだ後、再び溝に通した。

 

ピピッ。

 

 

おぉ、通った!

その後は、スムーズに支払いを済まし、店を出る。

 

 

・・・・・それにしても、機械が認識してくれないとは。

機械が問題だったのだろうか?それとも、カードが問題だったのだろうか?

 

 

 

 

その日は結局、答えは出なかった。

だが後日、その答えは違う店のレジで判明する。

 

 

 

なんと他の店でも同様に読み込まなかったのだ。

その為、他の場所でも店員には二度手間の負担をかける事となってしまった。

 

だから今後、カードを提示するお店の店員には、心の内でこの言葉を唱えたいと思う。

 

すいません、店員さん。ご迷惑おかけします。

 

 

 

―――――――――と。

 

 

 

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