探偵×魔法使い
『ストーリーテーマ』募集中!!「IMIRUのノベル修行」では、小説家を目指す為、”このネタで物語を書いてほしい”というリクエストや、”ご意見・ご感想”を随時、募集しております!!リクエストは、ブログのコメント欄・アメーバ内でもお受け致しますので、お気軽にどうぞよろしくお願いします!読者登録もお願いします!探偵×魔法使い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とある夜の別荘で、殺人事件が発生した。旅行で偶々居合わせた探偵が、事件解決に乗り出す。凶器の存在。被害者の交友関係。現場に残された被害者のメッセージ。謎が紐解かれるにつれ、とうとう探偵は犯人の姿をとらえたのだった。「犯人はあなただ!」事件現場となった部屋の一室で、探偵の声が響いた。部屋の中には、警察関係者が数名と、容疑者候補の三人。眼鏡をかけた初老の男。とんがり帽子をかぶり、黒いローブを羽織った年配の女性。三十代の真面目そうなサラリーマン。探偵が犯人と断言した相手は、黒いローブを羽織った年配の女性だった。「何を言うのよ。私は犯人じゃないわ」「ならば、その手袋を外してください。その手に被害者の血が、いまでも付着しているはずだ」凶器には犯人が握っていただろうナイフの柄に、不自然な血痕の途切れがあった。これは、手で握った跡だろうと推測できる。更に、事件発生の報から探偵が来るまで、空白の時間は3分程。現場の始末、証拠隠滅にも、時間は足りなかったはず。なら、まだ犯人が所持しているはずだ。探偵はそう推理したのだった。「……」探偵に追いつめられ、危機感にとらわれた女性。実際に殺人事件を起こしたのは「彼女」であった。だが彼女は、「普通の人」ではない。彼女はある「力」を持っていた。その力は、探偵や警察の常識を打ち破る能力。異能。異世界の技術。そう「魔法」だ。犯人とされた女性は、およそ凡人には知覚出来ない「魔法」を使って小さな魔法陣を発動する。緑色の光が一瞬だけ、彼女の身を纏い、消えていく。「ふっ」思わずにやりと笑ってしまう。そうして、おもむろにその手袋を外してみせた。外気にさらわれたその素肌には、何の跡もない。当たり前だ。彼女は「魔法」を使って痕跡を消したのだから。探偵が驚く。「な、何故だ! 跡が残っていたはず!?」騒然とする周囲の者達。得意げな表情の彼女。しかし、徐々に驚愕から真剣な目つきに代わっていく探偵。表情の変化に気付いた女性は、その姿に焦燥を覚える。「何?」探偵が答えた。「先程の発言、一つ訂正しましょう。あなたの手には付着しておりません……ですが」『あなたの手袋には、証拠となる血痕が染みついているみたいですね』「!」彼女は、雷に打たれた様な衝撃を受けて、床に膝をついた。そうか。手の血痕は魔法で消し去ったが、『手袋の血痕は消していなかった』それは、魔法を慢心したからこそ生まれたミス。こうして彼女は逮捕。事件は解決されたのだった。『ストーリーテーマ』募集中!!”このネタで物語を書いてほしい”というリクエストや、”ご意見ご感想”を随時、募集しております!!ブログのコメント欄・アメーバ内でもお受け致しますので、お気軽にどうぞよろしくお願いします!読者登録もお願いします!