「 融合」
瞳を閉じて見つめあう二人
絡み合う情熱は紅く濡れて
身をよじる曲線を追いかける
お前の中の扉を 全部開いてしまいたい
甘い囁きよりも 熱い吐息が欲しい
俺だけに見せる表情(かお)を見せてよ
何もかも求め合う二人
残された僅かな理性揺れて
危うげなバランスで廻りだす
お前の奥にある色 すべて拡げてしまいたい
白くやわらかな罪 燃えるぬくもりが欲しい
俺だけに響く声を聞かせて
果てしなく続く 手すりの無い螺旋階段
はじめはゆっくりと確かめながら登ってゆく
握りしめ繋ぎあった手のひらの中で
混じりあう汗は間違いなくひとつになっているから
そこから段々と強く早く加速していく
高鳴る鼓動と 心地よい息苦しさの中で
登りつめながら 堕ちていくのさ
生命の神秘なんて今はどうでもいい
真っ白になった意識の向こうに何があるのか
ただお前とそこまで行きたいだけさ
自然の理(ことわり)なんて今はどうでもいい
真っ暗になった景色の向こうに射した光を
ただお前と見つけに行きたいだけさ
高まる鼓動と 心地よい息苦しさの中で
登りつめながら 堕ちていくのさ