謎の電話
今朝
外はまだ薄暗い
電話が鳴った
メモリー登録してない人からの着信音が
けたたましく部屋に鳴り響く
眠気に勝てず暫く無視していたが
一向に鳴り止む気配が無い
仕方が無く携帯に手を伸ばし
通話ボタンを押すと
受話器の向こうからは何の応答も無い
ただ空気の流れる様な微かな何かが聞こえるだけで
痺れを切らしてこちらから問い掛ける
「…てめー今何時だと思ってんだゴルァ!!!!!!!!(怒)」
受話器の向こうは相変わらず無言
悪戯電話だと思い切ろうとしたら
「フスー…フスー…」
鼻息が荒いのかなんなのか
受話器口に湿った空気を押し当てた様な生々しい音が…
気味悪く感じたので
「あーはいはいパンツは黒のスケスケレースですよ」
と終わらせる方向に走ったら
「ハッハッハッハッハッハッ!!!!!!」
しまった
何やら興奮させてしまった様だ
と後悔していたら
突如として聞き慣れない女の声が…
「もしもし!?聞いた!?可愛いでしょ!!!!!アタシ犬飼ったの!!!!!豆柴犬でまだ生後一ヶ月の子犬なんだけど超元気でさー可愛いのなんのってもー堪らんよ!!!!!!今度遊びに来て!?めちゃくちゃ可愛いから!!!!!!名前はカジキにしたんだ~カジキマグロから取ったんだけど何かカッコイイでしょーあ、オスなんだよー!!!!!!!!」
盛大なる間違い電話であった