けたたましくアラームが鳴る。

アラームを消す。

スヌーズで再び起きた時には、Aちゃんはもう出発する所だった。

朝に弱いのを良く知っている2人は、「寝てていーよー」と言ってくれたけど、せめて…と寝ぼけ眼でお外まで見送った。

わざわざ来てくれてありがとうね。Aちゃん。

眠かろうに、ウキウキと出発して行った。

私は再び布団に体を預けた。


起きると、TKさんも寝てた。

昨日帰って来たばっかりだもんな。

お家も久々だし、疲れてるよね。


ダラダラと、準備してるような、してないような…を繰り返してたら、お母さんが、冷し中華を作ってくれた。
よぅそろお-Image014.jpg

卵はふんわり甘いし、海老のから揚げまで入ってる♪

おいしいよ~。

さらに、おにぎりを持たせてくれた。

『お母さん』って、ほんとにすごい。

望まなくても、望んだ以上を与えてくれる存在だ。


食べ終わって、準備も出来た。

じゃ、行きます。

もし、岩手に来たなら、是非家に!!

最後にTKさんと握手。

ありがとう!!お互い、楽しもうね!またね☆

TKさん御一家に見送られて、出発ー!


天気良好、進路オッケー、海を目指し一直線!!

混み合う国道なんのその。

海まで走るとそこは湘南。

小洒落て綺麗な道。

涼しい青い匂い。

ビーチに行きたいけれど、流れに身を任せていると曲がれない。

しだいに、霧か雲か、白く白く霞んできた。

水平線は消えて、手前に延々続くビーチと、白波の立つ海しか見えない。

異世界。

わずかに見える海には、サーファーがプカプカ浮いていた。

これが、湘南。


海男海女の心をくすぐる真夏の街。