眠い…。

が、お腹がブッ壊れてるもんで、緊張感ある。

おかげで、眠気よりそっちが気になって気が紛れる。

ガソリン給油に立ち寄ると、いつの間にかお腹が限界を迎えていた。

ヤバイヤバイヤバイー!!

何なのかなぁ…とトイレで再び唸る29歳夏の夕方…。


走り出し、街を離れる。

何にも見えないどころか、山に霧がかかってきている。今にも降り出しそう。

しかも、寒い。

頼む。せめて降らないでおくれ。

神奈川から静岡に帰って、はじめまして山梨!!

富士山ー!どーこだー!?

もうかなり近づいてるはずなのに、全っ然見えない…。


138号線を真っ直ぐ走ると、富士五湖の一つ、山中湖にぶちあたる。

拠点はこの辺。

さーて、どこのキャンプ場にするか。

観光案内所に行き、チラシをもらう。


バ、バカな!!

民宿より高いのではないのか!?

金額の記載のないキャンプ場に電話してみる。

「バイクで一人なんですが…」

「¥2500です!」


バ、バカな!!

もう一つある。それに賭けよう。

「¥1300です。」

安~い。



人って不思議です。

麻痺します。

でも、この辺じゃ一番安いから、決めた!

いそいそとキャンプ場へ向かう。

ここ、良かった!!

林間のサイトは、鬱蒼として、ちょっと怖かった。

でも最近、怖くならない秘訣を見出だしていた。

それは、『薄暗くなるまで外にいる。』

女性一人と悟られないよう、明るい内に設営して、テントに篭る。

これが、先輩女性旅ライダーの言葉。

しかし、テントを出ると、昼間とは打って変わる夜の景色は怖い。

周りの状況を把握出来ない。

幸い私は、『女性一人』と思われない。(声かける人は皆にーちゃんと呼ぶ。)

擬態は完璧。

それでもやっぱり心細いには違いはないけど。

すると、なんとサイトではない管理棟の隣に張らせてくれると言う。

しかも、24時間管理人さん常駐!

心強い!!

管理棟のトイレを使わせて貰える事になったし、「何かあったらすぐ教えて!」って言ってくれたし、

何より、ここにいるみなさんはすんごい気さくでいい人だった。

値段以上の快適さ。

おまけは、このキャンプ場が今シーズン開始してから、私が第一号だそう!

光栄☆


すんごいいい拠点見つけた感じ♪
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