今日こそ名古屋を出よう。

きっと都会にいるのもよくないんだ。

名古屋の道はどこもとても混んでいる。

そんな中、何だか涙が出てくる。

特別で、貴重な時を過ごしているのに、何で慣れてしまったんだろう。

いつだって、ビギナーでいたい。

今自覚出来て良かった。


ふと、海が見たくなったけど、今岐阜に行っとかないと、行きにくい。

せめて水を…と養老の滝へ向かう。


知らない街の知らない道。

相棒と駆ける。

その奇跡を、忘れちゃいけない。


ポールが折れてるから…という言い訳を忘れよう。

宿に寝れる安心感に、旅のストイックさを忘れるんだ。


無償に心細くなって、親しい人と話したくなったけど、
依存せずに、自分で消化しなきゃ。


幸い、バイク熱だけは衰えてない。


相棒、まだしばらくは、私と駆けて。


いつか、さざ波だって乗りこなしてみせるから。