伊勢神宮までもレクチャー済みだったので、迷わず到ちゃ…
ちょっとだけ迷ったが到着。
ほんとは、『豊受大神宮(外宮)』から回るのだけど、位置的に『皇大神宮(内宮)』から回る。
なんと今、天界と現世を別ける宇治橋が架け替え中。
20年に一度の架け替えに当たってしまった。
これも貴重だけど、渡りたかったぁ…。
参道を進み、第一鳥居を潜り、
まずは風の神様のおわす『風日祈宮』へ。
神風を吹かせ、日本を守ってくれた神様。
どうか、これからも守って下さい。
そして、天照大神を奉っている『御正宮』へ。
天照大神のいるお社は四重の垣根に囲まれていて、私達が参拝出来るのは、すぐ手前からだけ。
奥には入れない。
ここは、天照大神のいわゆる実家みたいなもので、最も尊いと言われているけど、
何となくだけど、神聖さの中に、親しみやすさを感じた。
この『御正宮』も20年に一度立て替えられる。
それは、木造だから腐ってしまうとか、朽ちてしまうからじゃなくて、
神様も人も、新しく生まれ変わる為。
だから、あえて腐らない処理しないんだそう。
お寺はまた違くて、古くなってももつように建てられているそう。
むかーしむかしの日本は、常に新しく生まれ変わるのを良しとしていたそうだ。
(By盗み聞きしたガイドさんの話しより。)
『荒祭宮』という、別宮を参拝し、境内を歩いていると、太鼓の音が聞こえてきた。
神楽やってる!?
急いで音のする方へ向かう。
そこでやっていたのは、能。
能なんて、まったく興味なかったけど、感動した。
始めは何を演じているのかまったく分から無かったけど、
「○○ノミコト」と時折言っている。
これは神話だ。
舞台には6人いて、交互に舞う。
神職とおぼしき衣装の男性、可憐な着物の女性、荒々しい男性…
そして、舞台奥の黒いカーテンを開け、一際きらびやかな衣装の女性を招き出す。
天照大神だ!!
じゃあ今カーテンを開けたのは、手力雄命か!!
ようやく全てを理解した。
あれがうずめ。
天照大神と共に、舞台を去る。
が、ショックだったのは、あんなに可憐に舞っていたのに、お面をはずしたらおっさんだった…。
いや、ここは、さすがと言おう!
最後は全員で、お面を外し、輪になって舞う。
素晴らしい!!
能、とても面白い。
能や神楽の、古い日本の芸能に触れると、
日本人であることが誇りに思える。
そして、そう思える自分もまた、結構好き。