当初、今日の目的地は佐多岬だけだったが、以外と近いと聞いたから、宮崎に変更した。
リーダーが、宮崎までのルートを教えてくれたから、それに従って行こう。
ちょいと逆戻りして、国道448号線を目指す。
途中に『緑の回廊』てな看板があったから、急ブレーキで突入。
林に続くと思われた遊歩道は、10ｍくらいを丸く歩くだけ。
ま、まさかこれだけ…？
東屋からは、開門岳がうっすら見えていた。
しかし、電線が被っていた。
急ブレーキかけたわりに…もにょもにょ
進んで進んで、ようやく448号線への分かれ道。
と、時計を見ると、すでに14：00になっている！
あれ！何でこんなに時間たってるの！？
まあいいか。
山を突っ切るこのルートは、車通りも少なくて、実に走ってて気持ちがいい。
緑の中を走り抜ける。
快調にカーブをこなしていたら、対向車が、赤いスポーツカーだった…。
ミュージックスタート！
♪みーどりーのなーかをはーしーりーぬーけーてーく真っ赤なポルシェ！！！
今の車がポルシェかどうかなんか、関係ない！！
ノリノリィ！朝のテンション引きずってます！
そしてさらに私をノリノリにさせたのは、ひっさびさの『ピースサイン』
さすが、九州。旅人率高い高い。
ノリノリで走っていた私の勢いを止めたのは、崖。
山を越えて、海に出たのだ。
すっごい絶景。
絶景なだけに、この高低差が恐ろしい…
あんまりに大きな景色だったから、許容出来ずに、ジオラマを見てるみたいだった。
海沿いをグイグイ進み、カーブもこなす。
峠ランクＥだったけれど、Ｄくらいにはなったかも！
ガソリン補給に立ち寄ったガススタのおばあは、たくさん話しかけてくれて、
「もうちょっと行ったら、宇宙観測所あるから行ってみて～」
と情報をくれた。
行ってみよう！
10ｋｍほど進むと、到着。
受付のおじちゃんが、広～い敷地内を親切に説明してくれた。
巨大なアンテナ。宙を見ております。
ミサイルでかっ！
解説を読もうとしたら、雨が降ってきた。
ええい、出発！
宮崎はまだまだ先。
国道はくねくねしていて、ランクが上がったとはいえ、まだＤランクの私はなかなか思うように進めない。
しかも、長距離走行自体がご無沙汰だったもんで、しんどくなってきた。
ちょうど道の駅くにの松原おおさきに差し掛かったから、
いったん通り越してしまったものの、Ｕターン。
しかし、間違って隣（？）のあすぱる大崎という風呂屋に入ってしまった。
風呂には入らず、売店チェック。
良いの発見！
さつま揚げ。特産特産！
かぶりついたら、ふわっとしていてしょっぱくて、とってもおいしい！
よーし、ガンバロ！
飽きることなくクネクネのシーサイドライン。
志布志の街を通り抜け、後ろの車に煽られながら、宮崎県突入ー！
県境でガッツポーズ！！
宮崎県でここは行きたかった『都井岬』。
ライダーハウスでの情報によると、「馬糞に気をつけろ！」
青看板に従ったつもりで岬に向けて右折。
あれ、次の分かれ道に看板無いじゃん！ちゃんと表示してよ～！
と逆切れして、止まって地図を開くと、一度通り過ぎた軽トラが、ものすごい勢いでバックしてきた。
な、何事！？？
人が勢いよく降りてきた。と同時に「岩手から！？」
岩手ナンバーすごい人気！
「都井岬に行きたいんですけど…」
「あ～、曲がる所、一個早かったね～」
なぬ！？私のミスかーい！
すんごい親切に道を教えてくれて、「何かの縁だから…」と名刺までいただいた。
そして、途中まで行き先が一緒で、別れるとき、「あっちあっち！」って手で合図してくれた。
ほんと、助かりました！感謝です！
都井岬目指して山道を走っていると、またお猿さん！
全然警戒していない。道端で座りこんで、ぼんやりしている。
ゆっくり側を通ったら、パチパチってまばたき。
はうん…かわいい…。
そして、道の脇に馬の銅像があって、本物かっ？と騙された。
岬突端までは有料。
支払うとき、「馬はかわいいけど、野生だから近づかないでね。餌もあげちゃだめだよ。」
とねんを押された。
了解です！
走り出したら、左側にいきなり出現！
あんまりにもいきなりだったから、また銅像かと思ったさ。
進んで行くと、親子の馬や、みんなで草をはみはみはみはみしてる。
野馬だ～！！野子馬かわいすぎる！！
駐車場にも遠慮することなくいる。
そのお姿は、ちょっと小さめで華奢な感じ。
お顔は大きいかな。
綺麗な体。でも、馬糞もっさり、いたるところに山になってる。
これが滑るらしいんだな。
帰りもゆっくり走ろう。
丘の草原には、馬すぎ！ってくらい馬！うま！ウマ！
みーんなはみはみ。
あ～抱きしめたい！！
さらに北上を続ける。
そしたら、こーんな素敵ロードが！
『フェニックスロード』
ライダーハウスで、出発第三弾の夫婦が教えてくれた道。
南国ムードだっぷりで、振り返ると虹が出ていた。
里山に、フェニックス、そして虹。
アンバランスな組み合わせのコントラスト。
素敵～と走っていたのは初めだけ。
日が暮れて、尋常じゃなく寒くなってきた。
いかん、頭がボーっとしてきたぞ。
道の駅にちなんにて一服。
さー急ごう。