悪いもの出したすっきりした体で、悪いオイル出したすっきりした相棒と、指宿の突端『長崎鼻』へ向かう。
砂むし会館にあった地図を見て出発したはずなのに、最初の分かれ道ですでに地図を思い出せない・・・。
でも、鹿児島は標識が親切だから、絶対大丈夫!
向かう道からは開聞岳が見えていた。
結果としてずいぶん遠回りしたっぽいが、ちゃーんと着いた。
停めるところ・・・とウロウロしてたら、お土産屋のおじいが、目の前の公園に停めさせてくれた。
「岩手からか!!」とやっぱりビックリしていたが、ちゃっかり商売っ気も発揮。
「これ食べながら行きなー!おいしいから!」とパイナップルを渡された。
¥100だし、みずみずしくておいしそう♪いただこう!
パイナップルにかぶりつきながら歩いていくと、最初に赤い鳥居が見えてきた。
ここは『竜宮神社』
浦島太郎発祥の地・・・らしい。
昔の言い伝えでは、竜宮は琉球と言われていたそう。
海ガメがたくさん上陸する地だからこその伝説。
縁結びのご利益もあるそうだから、拝んでおいた。
さらに突端に向かっていくと、開聞岳の見事な事・・・。
シャープな円すいが、裾野まで広がっている。
そして、砂浜黒っ!!
真っ黒!これはなぜだ・・・海ガメが来るほど、海は綺麗なはずなのに。
それは、先の先に行ったら分かった。
岩が黒いんだ。
きっとここの砂浜は、岩が砕けて出来た砂浜なんだ!
と、勝手に決めてみた。
岩と海がぶつかって匂い立つ、磯の香りが険しい岩場に漂っていた。
ではいよいよ、開聞岳に接近します!!
道を進めばどんどん近づいてくる。
すごい存在感。
開聞岳を見ながら、勝手に、きっとこの山の神様は女だ・・・。
そして、結構ナルシストに違いない!!と考える。
それほどに見事な円すいなのだ。
山の麓にふれあい公園があるので、そこに向かった。
駐車場にバイクを停めて見上げた開聞岳は、女じゃなかった。
『シャープな円すい』というイメージを覆す、雄雄しさ。
フレアスカートのようだと感じた裾野は、どっしりと広がっている。
ごめんなさい。勘違いしてました。
公園内を散策すると、キャンプ場があった。
とっても爽やかな芝生のサイトで、木漏れ日が涼しげだった。
あ、どうしよ・・・、ここに泊まりたい・・・と思ったけれど、時間がまだまだ早い。
もったいないな。
太平洋側に出るべく、桜島側に行きたかったのだ。
桜島と言えば、垂水のライダーハウス。
ゆったりゆるーい空気の流れる、実に良いライダーハウス。
よっしゃ、ライダーハウスに電話してみて、いっぱいだったらここでキャンプだ!
テルルルルル・・
「はい、ライダーハウス垂水・・・・・・・
結果、
垂水行き決定!!
あ~、リーダー私の事覚えてるかな・・・覚えてないだろうな~・・・
開聞岳を後にした。