夜中、テントに雨が落ちる音で起きた。

天気予報が当たってしまった…と思いながら、再び眠りに落ちる。


夜明けと共に起床。

外を見ると、雨も止み、朝焼けが始まっていた。

ビーチの角度的に、朝日が見れるかも!と急いでコーヒーを入れ、ビーチに行く。

しかし、雲で太陽は見えなかった。

でも、朝焼けを見ながらのコーヒーのなんと旨い事か!

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雲が次第に赤くなる。

神聖な一日が始まる為の儀式。


人が居たおかげか、夕べは良く眠れた。

早起き出来たし、今日のフェリーで鹿児島に向かおう!

いよいよ本州だ!


コーヒーを平らげて、撤収。

ゆっくりやったけど、要領思い出したのか、半分の時間で出来た。

ありがとう。良く眠れたよ☆

出発。

まだ若い日差しが、山々を照らす。

はあ~爽やかな朝!

針路は北。

水平線と山が並ぶ、贅沢な景色。


最初に訪れたのは『金見崎ソテツトンネル』

ソテツってたいていは腰ぐらいの高さなんだけど、ここのソテツはゆうに2mはある。

違う植物みたいだ。

本当にトンネルみたいにアーチを作ってる。

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トンネルの中は、ソテツが陽射しを遮り、ヒンヤリ。

元は、畑の仕切りに植えたらしいのだけど、グングン成長して、今は保存されてるらしい。

遊歩道を進むと、高台に出た。

海と山を一望!!

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素晴らしい…!見事な島。


走り出してから気付く。

ソテツ高っ!!

道沿いに生えてるソテツも高かった。

気候がちょうどいいのかな。

誰もいない、真っすぐな道が続く。

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山の縁を通り、水平線を見ながら、『ムシロ瀬』に着いた。

不思議な眺め…。

アートのような岩場が続く。

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ここは、どこ…?

この世?

どこにいるのかさえ忘れてしまう、天然のムシロ。

ここも、この世の果て。
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ここからは南下。

昨日来たサンセットリゾートホテルを通過し、小腹が空いたから、エブリワンのバクタンおにぎりを食す。

時間たっぷりあるし、島を一周してみよう。

ひたすらに南下していくと、道路が濡れていた。

雨が降ったんだ。

しっとりした空気は、海のものではなく、水気を含んだ山の空気。

懐かしい、土と緑の匂い。


気をとられていたせいか気付かなかったけど、渋滞気味。

前を見たら、牛を乗せたトラックがゆっくり走っていた。

今日の闘牛で戦う牛に違いない!

牛、頑張れ!!


昨日、気付いていながら素通りしてた、ギネス記録の長寿じーさんの像を見に行ってみる。

120年237日と言う人生。

年男を10回、自分の生まれた干支の年に亡くなった。

120年も生きたら、世界はどんな風に見えるのだろう。

死と生をどんな風に受け止めているんだろう。

なってみなきゃ分からない事だらけだ。


長寿にあやかって、父母に像の画像を送ろう。




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