うつらうつらと寝たり起きたり…。

ようやくちゃんと寝付いたのは、3時過ぎ。

朝日で照らされて、テント内が暑くて起きた。

テントを開けると、それはそれは清々しい。

今日はゲストハウスに泊まろうと思ったけど、もう一泊、キャンプしてみることにした。

自分に厳しくいってみよう!


海の近くだから、ビーチ客様にシャワーがあった。

借りよ。

シャワールームに行き、服を脱いで、蛇口を捻ってから気付く。

水しか出ないじゃん…。

しかし、もうで後戻りはできぬ!

修業ー!!!

ヒーーー!!!!!

しっ心臓がーー!!!

3分で上がる。

浴びてられるかぁ!

朝のコーヒー飲んで、お外で歯磨き。

うーんっ爽やか☆

じゃ、とりあえず出発しよう!

海沿いを南下して、まずはウジジ浜へ。

台風で漂着した船の船員を島民が助けた…という浜。

奇岩はまるで絵でも見てるかのように静かに佇んでいた。

よぅそろお-Image044.jpg

沖永良部の島民の温かさが残る浜。


そのまま進んで、次は屋子母ビーチへ。

砂浜初めて見たけど、珊瑚がたくさん落ちていて、真っ白い南国のビーチ!

浅瀬は、コバルトブルーをそのまま水で薄めたように淡い水色だった。

よぅそろお-Image045.jpg よぅそろお-Image046.jpg

ああ、綺麗だ…。

しばらく海を眺めてたそがれる。

ビーチからバイクに戻ると、側にあるお墓の手入れに来ていたおじいに話し掛けられた。

「どっから?泳ぎに来たの?」

「岩手から。まだ寒くて泳げないよ~」

交わした言葉はこれだけ。

なのに、ほんわかした暖かさが伝わった。

沖永良部のお墓は、琉球と大和半分ずつ混ざっているような感じ。


畑の中の道を通り、田皆岬を目指す。

一面に広がる畑は、こんな小さな島なのに、とても大きく感じた。

北海道を思い出す。

畑の匂いを嗅ぐと、懐かしくて、ちょっと切なくなった。

右手に、白い灯台が見えた。

あそこだ!

灯台を見ながら田皆岬に向かう。

よぅそろお-Image047.jpg