鍾乳洞に向かって行く道の途中に、『与論民族村』発見!

あ、行こ!

植物の塀を通り抜け、受付へ。

「じゃあ一緒に回りましょう。」

受付、カラになってますが…?

いいらしい。

古民家に、昔の暮らしが展示されている。

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受付のおじさんは、ザックリと説明してくれた。

そして、時折もれる言葉の端々に、先人達の知恵が、便利と引き換えになっている事を憂いているのが感じ取れた。

一回りしたら、お茶に呼ばれる。

座ってすすっていると、おじさんのお友達らしきご夫婦がいらした。

島民同士の会話はまるっきり外国語で、全っ然分からない。

旦那さんとおじさんが見て回ってる間、私は奥さんと話していた。

やっぱり笑顔。

最近、鹿児島にいって、40年ぶりに、友達と再会したのだそうで、『再会』って、いいですよね…なんて話していたら、
与論の埋葬の心を教えてくれた。

亡くなったら、土葬して、7年の後、掘り返し、海で洗う。

この、掘り返す時が、『再会』なのだ。

認めきれない、大切な人の死を、いやが応無しに認められる再会。

最後、本当に最後に、会えるのが、この洗骨の時。

話しを聞きながら、何故か涙が出てきた。

今は火葬場があるけれど、「焼かれたくない」と言いながら亡くなるお年寄りは多いのだそう。

私が、もしも島の人間なら、やっぱり焼かれたくないと言うと思う。

衛生面が…とか、火葬にする理由はあるけど、生きてる人にも大切な儀式なんだ。

奥さんが、与論を深く愛しているのが、すごく伝わった。


だいぶゆっくりしてしまったから、そろそろおいとま。

とーとぅがなし!!(ありがとう)

いつまでも手を振って見送ってくれた。

胸があったかい。


では、鍾乳洞へ。

バイクで5分もかからないくらい近かった。

受付に行くと、ポンと懐中電灯を手渡される。

「行ってらっしゃい!」

く、暗いの…?

階段を下り中へ。

ライトあるじゃん!ほっ…

鍾乳洞の中はしーんとしていて、少し怖い。

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私一人しか居ないし。

なので、ずっと独り言をしゃべってごまかす。

脇にある天然洞窟を覗きこんだら、かなり奥が深くて何かが居そうで背中がゾクっとした。

独り占めするには、鍾乳洞は淋しかった…。


さて、まだ夕方前だしどうしよっかな~。

海でも見よう!

風車のある海岸へ。

岩場に腰掛けて、ぼんやり海を眺めた。

目の前には沖縄本島が見えている。

つい3日前まで居た島。

与論からは23kmしか離れていないのに、すごく遠い。

たそがれていたら、KJさんに会う。

何しろ小さい島だもんで、誰かには会う模様。

しばらくおしゃべりしてから、出発。

自転車のKJさんを、通り過ぎながら応援!

坂道ガンバ!!

帰る前に茶花に寄って、夕飯の買い出し。

自炊したいな…。

与論大好きKPオススメのiショップのパンゲット~☆

じゃあかーえーろ!

日が傾いてくると、寒さに拍車がかかる。

あったかい室内で、ゆっくりしよっと。