サザンクロスセンターの目の前に、神社があった。

『地主神社』と書かれた立派な鳥居。

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挨拶しよう。

境内に入り、手と口を清め、ご挨拶。

その横には、拝所。

1番位の高い陽の神様だそうで、小さいのに、すごく神聖な存在感を放っていた。

高台になっている境内から海を見ると、沖縄本島が見えた。

雨が止む予感。

沖縄から見た与論はあんなに小さかったのに、与論から見る沖縄は大きい。


土地神様への挨拶も済ませたから、引き続き島を回る。

「海沿いを回るといいよ。」
と空港で教えてもらっていたけれど、本当に、海沿いは素晴らしかった。

太陽が弱いこの天気ですら分かる、海の透明度。

島はリーフに囲まれているらしく、手前は明るいブルーグリーン。

水平線までは、紺碧。

水中の岩もはっきり見える。

途中、いくつものビーチにさしかかり、ちょいちょい立ち寄ってみた。

奄美大島を思い出すソーダブルー!

目を懲らさなくても、泳ぐ魚が見える。

すごい…。

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島を囲む海は、全て、違う表情なのに、全てが美しい。

そして、道を走ると燕が並走、牛の鳴き声、鳥の鳴き声、
雀ぐらいあるバッタが空を飛んでる。

道々には、ユリが咲き誇る。

なんて素敵な所。


突然、雨が強くなり、カッパの下を脱いでた私は雨宿り先を探した。

そう言えば、コンビニ見てない…。

なんにも無かったから、道に迫り出した木の下で雨宿り。

ずっと都会にいたから、この田舎っぷりがたまらない。

不思議と心細さも感じない。

小さい島だから、迷子になっても平気だからかな。


海沿いを行くつもりが、何だか離れてしまってた。

適当に、海っぽい方へ走ってみると、空港に帰って来た。

そして、約束通り、ゲストハウスへ。

二人が、窓から手を振って迎えてくれた。

バイクを停めたら、併設されてるレストラン従業員のおばあが不審そうに見ている…。

「あの、ゲストハウスに…」

二人が出てきて、「私達も延泊料金払いますー」

へっ!?二人とも宿の人じゃないの??

どうやら勘違い。

レストランで受付をして、お腹空いてたから、ついでに何か食べる事にした。

メニューには『もずくそば ¥350』

これ!!!

出てきたもずくそばは当然沖縄のもずくそばとはちがかった。


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麺が、ほんとに蕎麦。

もずくがびしゃーっと乗っかってる。

どれ。一口。

ちゅるるる~

軽い!
沖縄の麺ばかりだったから、蕎麦の細麺であっさりが新鮮!!

とてもおいしい♪

二人にずいぶん話しかけられたけど、蕎麦に夢中で返事が遅れる。

この二人、てっきり夫婦かと思いきや、別々に来た、他人同士。

長期滞在中に仲良くなったらしい。

食べ終わったら、寝床に案内して貰う。

二段ベッドが4つ並ぶシンプルな部屋。

でも清潔☆

案内してもらい、リビングでしばし御歓談。

というか、質問攻め。

久々だ~こうゆうの。ちょいと嬉しかったりして。


蕎麦の消化は早く、食べたばかりなのにお腹が空く…。

さっきほとんど店を見なかったが…と、話したら、茶花に市街地があるそうで。

キッチンを使うのに¥500もかかるから、探索がてら、再びバイクに跨がって、市街地を目指す。