目覚めたら、チェックアウトの10分前。


しまった!チェックアウトの時間には奇麗に去ろうと思っていたのに…。



急いで起きると、すでに仕事中のSTが。


何枚か隠し撮りをして、一発目のお引越し。


夕べパッキングしてて良かった。


猿宅は、住まいからバイクで10分もかからない所にある。


起きて待っててくれていた。


そそくさと荷物を下ろし、踵を返す。


増えた荷物は、1度では運びきれなかった。



再び住まい。


これで最後だ。


通算5ヵ月は使ったドミトリーを掃除する。


ありがと。結構快適だったよ。


ドミトリーを後にして、STと店長に最後の挨拶。


「お世話になりました!!!!」



相棒に跨り、私のゲストハウス生活は終わった。



しんみりさびしいかと思ったけど、気持は晴れていた。



そして、猿宅。


前に見た時よりずっと片付いていた。


わざわざ片づけてくれたんだね、ありがとう。お世話になります。



荷物とバイクを置いて、まずは、ご飯。


車から景色を見ていたら、「ああ、沖縄だな…」と感じた。


何でもない、しょっちゅう通った道が、全く違う物に見えた。


本当に余裕が無くなっていたんだな…。


久しぶりに食べた沖縄そばも、まるで初めて食べたかのような感覚だった。


大好きな沖縄の姿があった。



ご飯を食べたら、食材を調達に行く。


居候をさせてもらう間、私の中での交換条件として、食事は私が持つ!と思っている。


何にもしないでお世話にはなれない。


猿が家事をしない人で良かった。



買い物を済ませ、さすがに眠くなってしまったからお昼寝。


あ~…平和だ…。



起きると夕飯時。


さっそく腕を揮う。と言っても、たいした腕は無いけども…。


むしゃむしゃ食べていたから安心した。



当初、銀マットを敷いて、寝袋で寝るつもりだったけど、フラットになるでっかい座イスがあったので、

それに寝かせてもらえる事になった。


良かったー。フローリングに銀マットはさすがに硬い。



新しいスタートは、おおらかな猿のおかげで、平和に始まった。



さあて、しばらくは何にもしないぞー!!