朝、オーナーが話し出した。

正直、私はオーナーと話すと気分が沈むから、嫌だったけど、向かい合ってみる事にした。


私は、「掃除こそスタッフの本分」と思ってやっていた。

私が居るからにゃ汚いなんて言わせない!と意気込んで。

だから、掃除以外の仕事を頼まれると、少なからず、「え?!」と思っていた。

そしてそれを話してみた。

すると、
「ここは俺の宿だし、給料出すのは俺だから。」


吹っ切れた。


いい意味で。


そっか、頑なに、「掃除、掃除」と言う事無いんだ。

そうだよなー。

会社のトップが、「こっち優先」と言ったら、そりゃ、それが優先だよなー。

「会社勤めの本文」忘れてました。

何だか肩の荷が下りた。

私は4月に止めるのだから、このゲストハウスの行く末を考えて、ヤキモキせずに、ただ勤務してればいいのだよね。


まあ、他にも色々話したけど、私、少し…いや、かなり頑なだった。

余計な事背負い込んでた様子。


釈然としない部分はもちろんあるけど、そんなのどこに行ったってあるもんだし、

もう、「スタッフが…社員が…仕事とは…」とか、考えるのメンドクサイ。


ホントに、いい意味で、吹っ切れた。


とは言っても、そうそう手は抜けないかも。
だって気になるもん。


何にしろ、後約4ヵ月!

ちゃんと勤め上げて、自分の実にしてやる!