ちょっとドキドキしながら帰宅。

恐る恐る「ただいま…」


みんな、普通だった。
むしろ優しかった。

…良かった。でも肩身が狭い気がして、大人しくしてた。

深酒はホントにいい事無い。


気付くと、回りの優しさに助けられるばっかりだ。

「初心忘るるべからず」

とは、げに難しい。



私は、自分の歳が結構好き。

それなりに、ちゃんと生きて来た時間だから。

でもだからこそ、重い。

年相応になれなくて、歯痒い。

こんな風に、回りの優しさに助けられると実感する。

おかげで色々思い出した。

旅で得たかったモノ、
何で、旅に出たか。

たくさんある旅立った理由の中で、一際大きな目的。

『自分の力で何かをやり遂げる』


一人旅とは、自分が頼り。

依存体質の私が、ちゃんと自分の足で歩けるように、自分の判断で道を選べるようになりたかった。

初めて岩手を飛び出して生活しているこの状況、プラスに持って行かないで何とする!!


きっと、これからも何度も迷いを繰り返す。

目が覚めてみたり、縮こまってしまったり、ふと、遠くを見てみたり、閉じこもってみたり…

でも、繰り返し繰り返し何度も繰り返して、やっと少し、前に進めるのだと思う。



思春期抜け切れない、
妙齢の独り言。