あまりの寝心地の良さに、昼前まで寝てた。
シーツがタオル地で、タオラーの私にはたまらない肌触り。
今日は、やり残しその2、旧海軍司令部壕を見に行く。
ゆっくり支度して、宿泊者の女の子と少し話してから、出発。
那覇から程近い豊見城市へひとっ走り。
壕の周りは綺麗な新しい公園になっていて、少し安心した。
資料館に入る。
自決した幕僚の書いた、妻子供への手紙が、あまりに痛い。
沖縄戦での子供達の写真や、生き残った方々の体験談等も公開されていた。
生々しい記録。
いよいよ、壕に入る。
さっきまであんなに人がいたのに、急にいなくなった。
壕を進むにつれ、脂汗が出てきた。
背筋が凍る。
これは、一人で来る所じゃない。
奥に進むのを躊躇う。
幕僚が手榴弾で自決した後がくっきり残っている。
(ハヤクデタイ)
あまりの生々しさに、早歩きになっていた。
豪の中には、照明があったけど、太陽の光を見て、心底安心した。
公園は高台にあって、とても見晴らしが良かった。
私は、公園のベンチで、呆然とその景色を見ていた。