仕事前の猿に、Tちゃんちまで送って貰う。
ほんと、ごめんよ。
まだまだ眠い私達は、ひとまずベットへ。
ZZZ…
…!
いい匂い…。
起きたら、Tちゃんが、また何か作ってくれてる!
「出来たよー」とテーブルに並んだのは、パプリカと梅入りチャーハン。
まぁるく盛り付けしてあって、ここ、お店?
お味は、もちろんバツグン!!
手料理作りたてに敵う物無し!!
食べた後は、ゴロゴロウダウダまったりTime。
テレビを見たり、美容体操してみたり、ゆったりと時間が過ぎていった。
Yが帰った今、私は再び旅に戻る。
働いて、生活しているTちゃんちに、いつまでもお世話にはなれない。
夕方前、私たちは、家を出た。
バイクには、もう荷物が載っている。
まずは、歩いて用足しをしに行き、近くのスーパーで、ピザを買う。
買い物袋をぶら下げ、公園へ。
ベンチに座り、ピザを食べる。
公園をフラフラして、思い立ってペットショップへ。
魔物級の子猫や子犬にノックアウト。
再び公園に戻って、アスレチックで遊ぶ。ひゃっほい。
日も暮れかかり、ベンチに座って、色んな話をした。
本当に本当に、たくさん話した。
自分の中で膨らんでいる揺らめきを、確かなものにしようとする作業の様だった。
そんな作業が、誰かと出来るなんて、奇蹟と言いたくなる程の幸運だと思う。
しばらく沖縄にいて、少し働こうかと思っているから、当分はいつでも会える。
でも、別の生活に別れるこの瞬間は、やっぱり寂しい。
Tちゃんちに戻り、バイクに跨る。
「お世話になりました!」