インターネットで調べたビーチに向かう。

名瀬市から離れると、車がほとんどいない。

サトウキビ畑や、亜熱帯の植物、原色の花が咲き乱れ、昨日までいた日本とは違う。

ビーチに行くには、小高い丘を登る。

木々の切れ間から、海が見えた。


…………?


どちらともなく、バイクを停める。

顔を見合わす。

それは、「んなアホな…」に近い感情。

そのまま、さらに進んで、ビーチに着く。



私達は動揺した。

今まで、見た事の無い海。

真っ白な砂浜に、打ち寄せる海は、蛍光ブルーのグラデーション!

落ちてる貝は、薄紫。

あまーいお菓子みたい。


一面に広がる、ソーダの海は、私の魂をもぎ取って行った。


その後、さらに違うビーチに行ってみた。

あ…!!……


言葉になんか、もったいなくて、出来ない。


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ただ一目、それだけなのに、奄美大島は、私の何かを塗り替えた。