トロッコ道をとにかくとにかく進めば、『三代杉』に出会う。

切り株に三代、世代交代しながら、根を下ろしている。

すごい旺盛さ!

後何百年かしたら『四代杉』になるんだろうな。


まだまだ続くよトロッコ道。

しかも、軽ーく登りだもんで、地味にこたえる…。

ああ、どこまでトロッコなの?

どこまでもトロッコなの…。


当然、ゴールは来た。

でもほんとは、ここからがスタート。

ウィルソン株や縄文杉にたどり着くには、さらに山へ入らなきゃならない。

足の様子は、もう歩きたくない様です。

しかし、自分に打ち勝ち山へ入る、強い私!

木で出来た階段を、一段一段登る。

苦行かな?

なぜ、みなさん涼しい顔をしているのか。

景色を見てる余裕は失せ、ただ足元を踏み外さないよう、下ばかり見てる。

フッと顔を上げれば、空想?と聞きたくなるような事になってる。

木の根がにゅるにゅると広がってて、今にも動き出して、取り込まれそうな感じ。

しかも天然の罠。

足をかけようとしている。

また下ばかり見る。

どれほど進んだか…。

ついにウィルソン株が見えた。

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で、でかい!!

今までで一番でかいかも。

切り株の中は空洞になっていて、祠が奉ってある。

「お邪魔します」

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さらに、木の中なのに、川が流れていた。

屋根はないが、居住空間が出来ていた。


巨大切り株を眺めながら、またおにぎりタイム。

うーん、やっぱりうまい。

スタミナ補充完了。

さあ、いよいよ縄文杉に会いに行く!