ライダーハウスのアイドル『さくら』にさよならして、予定より、1時間遅れで、私達は出発した。
見そびれてた桜島を回る。
走る毎、近づいて来る迫力に圧倒される。
剥き出しの山肌が、生々しい。
断続的に水蒸気を噴き上げ、『生きてる』と、主張しているよう。
砂防センターに行ってみる。
無料で、桜島の歴史や、砂防について等を映像で見せてくれた。
火山って、大陸規模で見たら、まるでニキビみたい。
クレーターとはよく言ったもんだ。
活火山の麓では、土石流の災害が多い。
その災害を、取り除くのではなく、共存しながら生活出来る様に、砂防が作られていた。
噴火と共に生きて来たからこその発想なんだろうな…。
ぐるりと回り、反対側には、半分以上埋まった鳥居がある。
大正の噴火で、埋まってしまったんだそう。
2mほどだろうか…この下にも、村があったんだ。
活動を止めない火山の姿が、桜島では当たり前に側にある。
日本は広いな。
岩手にいたら、絵空事だったよ。