石見銀山へ向かいひた走る。
どうやら、途中からバイクでは行けない様子。
石見銀山世界遺産センターにバイクを停めて、歩いて行って見ることにした。
行く途中の散策路には、『まむしに注意』と書かれた看板が、そりゃあもうたくさん。
ビクビクしながら進む。
いなくて良かった…。
散策路を抜けて進むと、古い町並み。
田舎の里山といった感じで、観光地らしからぬたたずまい。
落ち着く…。水も綺麗。どんどん島根の株が上がる。
石見銀山のすごい所は、鉱山でありながら、森と共存している所なんだそう。
確かに、とても豊か。
なんと、猿までいた!
川には魚。
のびのびと姿を見せる。
ウスバカゲロウや、カラスアゲハ、バッタなど、普段見たら興奮しちゃう虫も、普通に目の前に現れる。
運動不足で、二人してヒーコラ言ってたけど、たくさんの出会いに楽しみながら歩けた。
そしてたどり着く『龍源寺間歩』
入り口に近づいただけで、ひんやりとした空気が肌をなでる。
中に入ると、結構広い。
昔、今ほど道具が発達してない時代に、これだけの穴を掘るなんて…。
壁をノミで削った後も、鮮明に残っている。
人の力ってすごい。
外に出ると、すごく暖かかった。
帰り道も、猿発見。
そして、田んぼの水をよーく見ると、イモリ、おそらくメダカと思われるお魚、ヤゴがいて、
ほんとに水が綺麗なんだと感心してしまった。
バイクの所に戻れた時は、すでにヨレヨレになっていた。
とりあえず、広島まで走ろう。
島根、さようなら!
ひたすら走る。
広島の都会ぶりは、市街地に入る前からの4車線で十分分かった。
しかも、いざなわれて曲がりたくない所で曲がったりしてしまって、迷子になる始末。
私はさっぱり役に立たないから、S氏が頑張って、何とか軌道修正してくれた。
すまない。
あまりの空腹に、ラーメン屋に滑り込む。
大盛りもぺロリ。
食べたら、猛烈に眠くなる。
さて、近くにある漫画喫茶で、ゆっくり休みましょう。
休めるかなあ…