ひ、広すぎる…

そして入室しただけで散らかる。

なぜ。

雨に降られるキャンプは慣れっこさ。
でも好きにはなれない。

山中温泉で朝風呂ザブン。

温泉卵が旨すぎてお代わり。


今日は北陸3県を駆け抜けて駆け抜けた。

新緑が若葉へ育つ頃合いの山間は、
夕べの雨でしっとりうるうる。

緑ってこんなにたくさんの色合いがあるんだね。

春の山の吐息は、媚薬みたいな芳香です。


駆け抜けた先に見えたもの。

富山ブラック。

しょっぱいの好きな東北民にも強烈なパンチ。
海水を飲んだような口シワシワ感。

お風呂から上がったら、もう何は無くても乾杯しなければならない。

 

これはもはや義務です。

乾杯は旅の義務です。

 

恐ろしいほどの種類のつまみを用意してくれていたミサトちゃん。

この気合の入りようはやはり義務に対する誠実な姿勢だと感じました。

 

海の見える席はいっぱいだったけど、広めの席に陣取って義務を果たす。

 

このために今朝過酷な道程も乗り越えて来たのです。

(天井の鏡に映るご機嫌な旅人二人)

 

これから先のルートの打合せとか、はやる気持ちを抑えつつ抑えられなつつ、まだ午前中であるのにグイグイと酒が進むものですねぇ。

 

東の陸には鳥海山が見える。

海から初めて見たけど、なんて美しい山なんだろう。

山頂に積もった雪が真っ白に輝いてる。

 

反対の西側を見れば飛島。

まっ平で、地図で見るよりずっと大きく見えた。

 

 

海の見える席一つ空たので、もう一つどこからか椅子借りてくるか、地べたかと相談していたら隣に座っていたおじさまが席を譲ってくれた。

 

そんな、おじさまだって海見たいだろうに…!と二人で遠慮していたのだけど、

さっさと席を立ってしまった。

 

何というジェントルマン。

しかも去り際に写真を撮ってくれるという素敵すぎるジェントルマン。

おかげさまで海を見ながらまったり飲んだくれることができました。

 

コンビニで買い込んだビールも底をついたので、割高ではありますが売店にてビール追加、追加、さらに追加。

 



海から見る鳥海山も飛島も美しい。

美味しいビールが早起きの体に聞き始めて、記憶がすでに曖昧。
ちなみにまだ昼。


これがスタート地点。

おつまみへの気合いが一味違います。