あれ?!

2個芽がある?!




ん?!
よく見ると殻がもう一層ある…?
折っちゃったから何かしらの治癒が働いたのかな。


フィロデンドロンって時折とんでもないとこから芽や株を出す。

そんだけいじめちゃったってことだけど、(雑で至らなくてゴメンよ)
ちゃんと生きる方向を模索しながら芽吹くところ、見習いたいね。

時に主となる株の危機を教えてもくれる。

バックアップは(新芽の保育)出来てるから、思う存分自分に費やしてくれ。

庭に咲いてた桃色のポワポワをオカズにお仕事。

神クライアントはどんどんお仕事くれるのでありがたいけど、休みたい。

そんな時、仕事部屋から自室へと行くのは、何も寝たいからだけではなく、
すくすく育つ植物が、部屋の気を健やかにしてくれているからです!

自室にいるととても幸せに心持ちになる。

風にそよぐ葉を、お布団から見てるだけで満ち足りた気分…


そして植え替えた子たちが一通り順調で一安心。

※先日植え替え直後、新芽が折れたところ
折っちゃった所は、殻のように芽を守ってる部分だったようで、
突然ポコンと脱皮してゆっくりながら成長中。
更に新しい芽も出てきてる。

食べちゃいたいほどかわいい。


さわさわ、そよそよ

植物だけじゃなく、私も風が好きだ。


みんなで大きくなって。

近頃夜型生活に拍車がかかっているのは、

仕事が押すからです。


技術も経験もまだまだ足りず、

なのにそこそこ出来ることも多いせいで、余計なとこに手間をかけるからです。


新しい仕事は、昨年勉強した新ジャンル。

しかしこれまで使ってたスキルがそのまま使える部分も多い。


「これ、こだわっても伝わらないだろうなぁ〜」と思って作ってることが多い。

(でも気になったら手間を掛けずにいられない器用貧乏)


今までの仕事でもそうだったし、

他のクリエイターさんも、こだわりを話し出すと止まらないとこを見るときっとそういう宿命なんだな。


と、思っていたけど、違った。


クライアントさんが聖人だった。


いちいち褒めるのです。

しかも伝わってるのです。

こだわったところが。


なのでモチベーション上がりまくって上がりまくって。


んもう、氏に喜んでもらえるなら頑張っちゃう!と、余計に手間をかけるから、

工数がバカみたいにかかる…。

これプロじゃねぇわ。


そしたらザンザンと料金値上げ。


神かよ。


お仕事の付き合いも3ヶ月目を迎え、だいぶどんな人となりかも分かってきたけど、神かよ。


そんで、契約一律の約束として2日に一度の進捗報告というのがあったのだけど、


「ちんさんのお仕事信頼してるので、4日に一度でいいですよ」


とな?



今まで、仕事において「信用してる」と言われることがとても嫌いだった。


何でなのか今よく分かった。

これまで「信頼」や「信用」の言葉を盾に何かを要求されていたからだ。


むしろどんどん自由にさせてくれる氏から、

この言葉の用法を教えてもらった。


そして今夜の私は、空を羽ばたく心持ちである。

布団に包まったときに、何となく気配を感じ見上げた。



この角度から今の時間に月が煌々と見えるのもこの時期だけ。

すくすくと育つ植物に囲まれて、
すくすくと満ちる月光の滴る宵。

贅沢だ。

闇夜の濃紺から、刻々と移り変わる。


暁。


浅瀬のような淡青に空が染まると、日の出は近い。


太陽に背を向ける様に布団に入る。



昼夜逆転は動物としての人間に逆らっているのだろうけれど、

濃密な夜明け前の闇を、小さなライトで照らし過ごす時が、今の私にはご褒美だ。


さあ寝よう。


しがらみを手放して、待ち望んだ布団に包まるのだ。