にっちもさっちも行かないですねぇ。

ええ、全て自分のせいです。

逃げてました。

四六時中逃げて、回りのせいにしてました。


ほんとはずっと思ってた。

自分で舵を切りたいって。


でも船長になるには、あれもこれもまだまだー!っつって、修行ーっつって、人の沸かした湯でヌクヌクふやけてました。

そこで愚痴ってました。

湯があちーだのぬりーだの。

自分は薪をくべることもせずにね。

それがいかに愚かなのか知ってたはずなのにやっちまったねぇ。

やっちまい過ぎて、首まわんねぇから見上げたところにあったんだよね。

「独立」が。

あ。と思うよね。

でもやっぱ怖いなー怖いなーとキョロキョロしようとしたけど、やっぱ首まわんねーの。

余所見不可。

バケツから溢れるほどの言い訳だってもう役に立たない。

逃げ回った先が、逃げ続けてた所だなんて皮肉すぎて苦笑いしかない。


前向きなだけじゃなくて、後ろ向きに選択肢を潰した結果行き着いた。

だからこそ、もう逃げない。