ほろ酔いの夜に思うこと。
酔うと感情がむき出しになる。
「酒を飲んで本音で話そう」
という言葉を、実はあまり信用していない。
確かに剥き出しにはなるけれど、本音ではなくその時の感情が増幅されるだけの事だから。
憎くないことも気分が悪いと憎くなるし、
好きでないことも気分が良いと好きになる。
悲しくないのに、涙が出る。
所謂理性の無い状態。
じゃあ本音じゃん?
と言われるかもしれないが、やっぱりそれは「NO」なのだ。
その時の感情が暴走するだけ。
まあ酒飲みが飲みすぎた時の言い訳に過ぎないことだが。
語弊を招く前に言い訳すると、今大概は感情が暴走する様な泥酔せず、ただ楽しく心を開くだけで終わる酒がほとんどだ。ただ妙に追い詰めることを好む人がいるとまだ上手く行かない。
それを踏まえて、以下はほろ酔い(最早泥酔か?)の今の私の心の吐露だ。
「進んでいる道が正しいときには恐ろしくスムーズに進むものだ」と聞いたことがある。
今、結果がどうなろうと恐ろしくスムーズに進んでいることがある。
つまり、大きな括りの中で見ると道を間違えてはいないと考えることもできる。
しがらみも、知らずに繋がった縁も、無下に出来なくて様子を見ていたら身が削れた。
だから無責任と蔑まれようと切り捨てようと覚悟した。
その決断に、「良かった」と賛成してくれる声があった。
目を覚ましてと願ってる人がいたんだ。
すぐそばに。
膨らんだ負の感情が暴発する前に、まだ押さえられるうちにここを離れなくては。
そもそもの違和感は、「本音で話すから本音で話して」と言う、
本当に本音で話してる人が言わない聞き手に甘えたこの一言。