布団のなかで特攻隊
本来聖域で不可侵なはずの布団のなかが賑わってる。
明日は朝から出張だのに寝かす気ねーべ。
股関節をあちらこちらに引き延ばし、
指圧が必要なこの部分には全力のマッサージ。
どーも、体がムジムジしてる。
伸ばせー伸ばせとわめいてる。
動いてんのにもっとかや?
動いてるからもっとかや?
立ち上がって布団から出ると、足元に水が浸されてるように重い。
横になった瞬間に、
伸ばせやー伸ばせやーとぐずるもんだから、あたいだってぐずりてぇや。
あんたほんとは眠いの!ねさして!
お布団に満ちる気が「動け伸ばせ」なばっかりに、今夜もまたケミカルな反則技に頼るしかない。