恐山から薬研キャンプ場へ。

 
やっぱりクネクネで恐ろしいけど、森が美しい。
 
キャンプ場へは行ったことあるし、地図も見てたから平気よ。分かれ道一か所T字路でどう迷うってのよ。
なぁんて油断してると何故か逆に曲がる。
こんなに遠かったかなーと不信に思ってGoogleマップで現在地確認。
偉大なるは文明の力。
 
Uターンして到着、10年ぶり!
管理人さんは変わってたけど、変わらないのは朗らかさ。安心する。
しかも結構人いる!
 
たくさんの情報貰って早速設営!
 
と、そのとき気づいたのです。
テントの下に敷くブルーシートが無いってことに。
そしてサンダルが無いってことに。
ガガーン。
無くてもキャンプできるけど、快適度が全然違う~。
ちょっとボーゼンとしたけどもうどうしようもない。そのまま設営続行。
 
このテントを張るのは2回目、2、3年ぶり位のため手順を忘れる。
前室のポールどこに差すんだっけ?!
Google先生にお伺いして事なきを得る。
(※前室のペグの位置間違えてる)
 
パッキングを解くのもテントを張るのも環境整えるのも滅茶苦茶時間がかかったけど何とか完了。
なのに何となくしっくり来ないのは忘れ物があるせいなのかなぁ…。
(※前室のペグの位置が違うのも原因の一つだった)
と、ぼんやりしてたら先客のおじ様から
「姉ちゃん一人で寂しかったら夕飯に食べにおいで」
とお声が。
おじ様の指差す方を見ると、焚き火が炊かれてて、二人ほどすでに宴会中の模様。
わーい!じゃあ温泉後お邪魔しまーす!
 
再びバイクに乗って夫婦カッパの湯へ一直線!
絶好調ー!
あれ、道工事中だ。管理人さんそんなこと言ってなかったのにな。
まあ一本道だし直進だよね。
 
ダート…と言うか泥でズルズルボコボコ。
こんな苛酷?
 
ずいぶん進んでも工事区間が終わらないし、人気が全く無い。
ハハーン、素通りしたな。
そうじゃなくてももうこんな道進むのは無理だ。
Uターンしてからも恐怖の虜だったけど、とても美しい渓谷。
 
かなり早い段階で素通りしてた夫婦カッパの湯。
良かったたどり着いて…。
 
渓流を一望できる最高のロケーション。
 
少し熱めが効くぅ~。
景色を眺めながら入る風呂の何と気持ちいいものか。
不穏な様子の腰もきっと良くなる。
 
もう茹だるーってくらい堪能してキャンプ場へ帰還。
少し腹ごしらえしてからさっきのおじ様の所へ。
声をかけてくれたおじ様Sさんは席をはずしてたけど、青森ライダーさんと車中泊withワンちゃんのHさんが、承知済みとばかりに朗らかに受け入れてくれて、まずは乾杯。
そしたら腹ごしらえしたのを後悔するほどたくさんの食べ物!
自己紹介しつつ飲んでたらSさん戻って盛り上がって参りました!
 
実は私のテントの隣、同じテーブルをシェアする場所に、もう一人ライダーさんが居た。
シェアの断りをわざわざ入れてくれて、久しぶりに私を男と間違えていて、さらに「学生さん?」というアラフォーを小躍りさせる質問をしてくれてた。
青森ライダーさんが声をかけて、そのライダーさん、通称高清水さんも参戦!
秘密の県民ショーで出たタコの道具汁を持ってきてくれた。
ふわふわしてるのにしとっとしててうーまーい!味噌がまた堪らない。
 
SさんHさんは80歳オーバー、青森ライダーさんと高清水さんはナイスミドルエイジ。
その年齢に比例して恐ろしいほど詳しいのです。
キャンプ場から温泉、地名、どこに何があるのか、地図要らないんじゃね?と言うほど次々と話題に上がる。
 
ずっと長い間旅して回ってる歴戦の猛者たちは総じてみんな朗らかで、
こんなとっちゃん坊やでも気兼ね無くおしゃべりさせてくれる。
お酒もたくさんいただいちゃった。
 
私が今回いただいてしまった献立は、取れ立て茸の炒め物、秋刀魚の炭火焼き、寿司(!)、仕上げの焼そば!
この頃太ってたから控えようと思ってたけど美味しさの前には無駄な足掻きだよね。
 
 
美しい月が登りキャンプ場を照らす頃、すっかりご機嫌になった私たちの宴は、更なる盛り上がりを見せるのでした。
  
「美人の所に煙が行く」という言い伝え通り、本日の焚火の煙はほぼ私の元へといらっしゃったのでした。
しょうがない、美人だからしょうがない。
 
自分で自分を誉めてくスタイル。