小腹が空いてきたので、道の駅横浜で何か食べよう。

 
駐車場に入るとバイクの大集団!
青森に入った辺りからライダーが多いとは思ってたけどこんなに居るのか!
何となく気後れしちゃって、端っこにピットイン。
 
びっくりホタテフライなるもの発見!
これはいただかねば。
 
ホタテと思えぬドでかサイズ!
そして、歯を立てる一瞬前にホタテの香りが鼻に届いて、口にいれる前から美味しいというミラクルが起こる。
噛み締めれば磯の香りと旨味、ファンタスティーック!
 
満足したから出発!
向かうは霊場恐山。
以前、天気が悪く夕方に来てしまって、暗くて不気味だったからすぐ退散してしまった。
今だからこそ、もう一度来たかった。
 
むつ市を通りすぎ峠に入る。
酷くクネクネで恐ろしいけど、包まれるは緑のトンネル。
目が眩むほどの緑一色。
木の間から差す光と影が美しい。
 
恐山の手前にある「恐山冷水」。
前は寄らなかったから今日はいただくんだ。
一口で10年寿命が伸びると言われる霊水、とっても冷たくて単純に美味しかった。
 
しかしそれよりも目を引いたのは回りの森の美しさ。
神掛かってる。
 
 
硫黄の香り漂う中ほどなく到着した恐山は、意外なほどに美しかった。
 
宇曽利山湖は輝くエメラルド。
あんなに不気味だったのが嘘のよう。
 
今回は菩提寺にも足を運ぶ。
息を飲む、そのたたずまい

 
キーキー…カラカラ…
たくさんの風車が羽を回している。
 
死者を思い摘み上げられた石と、軋みながら回る風車が物悲しい。
 
どんなに観光客が多くても、漂うのは静かな死の気配。
地獄さながらの岩場と、生きとし生ける緑の山々がいっそ異様な眺めになっている。
 
私が恐山に来たかった理由は、父と話したかったから。
だけどその気持ちは不思議と無くなってた。
きっと死の直前まで向き合う時間があったのは恵まれた事なんだ。
 
一際美しい極楽の浜には、ホッとしたようにほぐれた表情の人たちが集ってた。
 
地獄巡りから戻り、山菜そばで腹ごしらえ。
 
 
腹ごしらえとは言いつつ、今日の予定はほぼ終わり。
このまま薬研キャンプ場へ向かう。