やっぱり少し残るわよね…。
またしても与論そばを食べてから、今日も海へ。
今日は百合が浜。
干潮の時間を調べていたのに、道に迷って少し遅れた。
百合が浜についたら、おじいが
「待ってたよ~。女の子二人が来るって聞いてたから、船待ってもらってる!」
って…
え!!誰から!?昨日確かに百合が浜に行くとは言ってたけど!
すごい!このネットワーク!!
おじいに促されて、ボートまでダッシュ!
ポツンと、船が待っててくれた。
すいません!お待たせしました!よろしくお願いします!!
まずは海中公園まで。
船で進む海は、明るい明るいエメラルドグリーン。
深さによって、色がきっぱり変わる。
エメラルドグリーンからソーダブルーへ。
グラスボートになっていて、海底が見えた。
岩場に着くとたくさんの魚が船の下を通る。
昨日よりたくさんいる~!
ここで、シュノーケリングが出来るのだ!
船から海へドポンっ。
ところどころにある岩場の周りに、カラフルな魚たちが遊ぶように泳いでいた。
原色のイソギンチャクが、ヒュっと引っ込む様がなんともかわいい。
わあ、わあ、楽しい!
だいぶ感を取り戻して、けっこう潜れる様になってきた。
クマノミがわっしゃ~~といて、近づくとこちらを見て目が合う。
撒き餌をすると、恐ろしいほどの魚に囲まれた。
ばかでかい黒い魚が寄ってきて、よく見たら超鋭利な牙をお持ちで…。
ひいい!怖いい!!
餌を求めて、50cmはあろう魚が一直線に向かってくる。
いや、大きな魚って、怖いよ…?
しばらく遊んでたけれど、疲れちゃったから、船に戻った。
タフネスチカちゃんは、まだ泳いでる。
すごいな~。
けれど、私が船に上がったのを合図にして、今度は百合が浜へ移動。
チカちゃん、船に収容。体力無くてすまぬ…。
海中公園で遊びすぎてて百合が浜は沈んでいた。
けどけど、これがまた素敵!
真っ白な砂、不思議に思ってしまうほど綺麗な、打ち寄せる波。
座れるほどに浅い。
これが日本?こんな場所があるなんて!
現実と切り離されたような眺め。
ここでもしばらく遊んで、船に戻った。
「綺麗で、すごく良かった~!」
とはしゃぐ私たちに、船長さんが
「喜んでもらえて良かった」
時間制限も無く、自由に遊ばせてくれた上に、この言葉。
あったかい優しさが、しみる。
陸に戻って、売店でジュース飲みながら涼んでいたら、真っ黒に焼けたかっちょいいおじさんにナンパされる。
ジェットスキーで、丸い浮き輪をグイグイ引っ張るヤツ(名前分からない…)をお勧めされた。
「腹筋が痛くなるほど楽しいよ!」
よーしゃ!やってみましょう♪
さっそく浮き輪に乗っかる2人。
出発前に、お見送りのおじさんに「生きて帰って来いよ~」
と言われたのを、ひどく納得することとなる。
発進と同時に一気にGがかかる。
はじける波飛沫!!アメリカンクラッカーみたいに、チカちゃんの浮き輪とぶつかる!!!
「ぎゃあああああああ!!!!!」
ぶん回されて、ひっくり返りそうになるのを必死に堪えた!
「うやああああああああああ!!!!!」
ふとチカちゃんを見たら、天を仰いでいた…。
大丈夫かあああ?!!ぎゃあああああああ!!!!
サービスしてくれたのか、えらい長い間振り回されていた。
浮き輪を降りたら腰砕け。
必死にしがみついていたから腕がプルプル。
ねえ、私、10歳くらい老けてない…?
あはー、おっもしろかったけど、再チャレンジは随分先になりそう…。
また売店に戻ったら、店のおばあ2人が「声聞いて楽しませてもらったよ~」と極上の笑顔で迎えてくれた。
そしてレーズンをくれた。
手の平にもっさりと!
久しぶりに食べたレーズンは、すんごくおいしくって、かわいらしい仲良し2人のおばあと一緒にもさもさ食べた。
与論の人たちは本当に人なつくって、たくさん話しかけてくれる。
そして、たくさん優しくしてくれる。
裏表を感じない。
島の美しさも魅力だけど、島の人たちの暖かさが、与論の魅力の真髄だと思う。