郷愁と歴史の街
僕は自分の街が昔からあまり好きではありません。
でも、晴れた日のこの時間帯だけは、この場所にいることに大きな幸せを感じます。
それは、お昼を告げる教会の鐘です。
朝も教会でミサを告げる鐘が鳴り響きます。
あ、すいません、教会じゃなかった。
学校だ。キリスト教系の学校の鐘です。
でも、この街は異国情緒に溢れていて、幾つもの大きな教会があります。
街の景観もこれまた素晴らしく、まるで日本ではないようです。
そして晴れた日のこの街は、
散歩をしたい気持ちにさせてくれます。
僕が散歩をしたいとよく思った街、
一番は大阪です。
これは単に大阪が好きだからという理由によるものなんですが、
晴れた休日はいつも心斎橋はアメ村でほっつき歩いてたこ焼きを食べたりしてたもんです。
落ち着いた気分の日は、近所の温泉に行って、帰りにアイスを食べながらブラブラしました。
大阪大好きです。
そん次に散歩をしたいと思わせてくれる街が、
僕の故郷です。
この街は異国情緒に溢れとてもロマンチックなのですが、
僕が一番好きなのは海なのです。
須磨のビーチのような活気はなく、
どこか物寂しげな砂浜。
この物悲しさは、他の街では感じたことがありません。
この街は物悲しい街です。
単なる個人的なノスタルジックを越えた空気を帯びていて、
誰もがそこに郷愁を感じることができるような、
どこか神秘的な力が働いています。
アーケード街、港町、観光地、住宅街、
何故かそのすべてが独特の空気に包まれているのです。
僕は基本的に都会っ子なので大阪が一番好きなのですが、
こういうノスタルジックな田舎町で小さな恋をして、
ひっそりと愛を育むっていうのも、なんだかロマンチックで憧れます。
ただ、もし僕がこの街で恋をしたら、
きっとその子との会話は以下のようになるでしょう。
俺「めっちゃきれいな海やーこの景色見るたびに心打たれるわー」←中途半端な関西弁と標準語
女「がっつ綺麗だっけさー人いなくてあずましくないわー」←めっちゃ地方訛り
雰囲気台無し