無題 | sick

無題

「技術に溺れる」ってのは、

自己顕示欲に溺れるってことかもしれない。


「技術に溺れる」ってのは、

相手の気持ちを忘れるってことかもしれない。


「技術に溺れる」ってのは、

目の前にいる奴の帽子を褒める余裕がないってことかもしれない。


技術ってのは、


魔物だ。


生きるノウハウ。

音楽のノウハウ。

恋のノウハウ。


世の中色々なノウハウがあって、

そういう本も売れているけど、

本を読んで学べるものしか学べねぇ奴は、

そんだけのもんでしかないよね。


誰もが「結果」を求めて技術に溺れていくけど、

皿を作るにしても、

家を作るにしても、

パンを作るにしても、

技術って「何か」の後に着いてきたものでしょ?


その「何か」を自分の中で発見できない限り、


お前、文庫本さえ読んでりゃ満足できる人生しか送れねーだろ。



いくら合理的に物を考えても、


そういう奴を理解するのは、


俺には少し難しい。


理解できないものを理解できないうちは、


結局は俺も同じ穴のムジナなんだろう。