楽器で宴会 | sick

楽器で宴会

どうも、シッキーです。


今日は、「海外旅行に対する興味」という最近の私的な事情について書こうと思うのですが、その前に、楽器で宴会音源を紹介しておこうと思います。


えー、先日友人が遊びにきたときに作った曲です。


・Take Sea


曲作りをするときって、「ライブをいかにして盛り上げるか」ということを前提にして作ることが多いと思うんですが、僕は「聴かせ所がない曲」が基本的には好きです。要するに、ライブには絶望的に向かない曲。

昔からそうなんだけど、「聴かせる曲」って、自己主張が聴き苦しくて、あざとい。女で言うと、美人で垢抜けてんだけど、頭悪い、みたいな。かわしまなおみみたい。魅力を感じねぇ。


この曲は、どちらかと言うと自分の好きなタイプだ。

言うなれば、素養があって可愛いんだけど、田舎者の野暮な娘って感じ。

洗練させたらいい曲になると思う。

「そのうちちゃんと作り直してもいいかなー」と思うんだけど、まぁ、たぶんやらねぇだろうな。

田舎者はしょせん田舎者か。








さて、冒頭に触れた「海外旅行に対する興味」についてですが、最近ね、海外旅行に出掛けてみてもいいかもなーという、動機のない感情が少し湧いてきているんですよね。


なぜなのかはよくわからない。


僕、海外旅行に行ったことがないんですよ。


海外旅行への興味もなくて、いまだにそう。


まぁなんか最近は、リゾート地に行って、休暇を存分に満喫したいという気持ちがあるのかもしれない。

でも、旅行って基本的に疲れるじゃないですか。

リゾート地に行ったって、結局は疲れて帰ってきて、帰宅するなり「やっぱ我が家が一番だな~」なんて言うのは目に見えてるんですよね。だから、やっぱりなかなか重い腰が上がらない。


そもそもね、海外に出掛ける目的がないわけです。


海外旅行の目的。


たとえば、僕は美味しいものが好きです。

「じゃあグルメの旅をすればいいじゃん」なんて言うでしょ。

いやいやちょっと待ってくれと。

美味しいものなら、海外に行くよりもむしろ、北海道か都心に限るだろ、と。

フランス料理だってね、わざわざフランスに行かなくたって、三ツ星レストラン出身の一流シェフの料理が都心で楽しめるわけですよ。

増して、魚に関してはね、日本の食文化なんてすごく洗練されているから、これ以上の食べ物を海外に行って食べようと言うほうが難しいんじゃないかとさえ思うわけです。うまい魚介食うなら、奥尻島に行きたいわ。


オリーブオイルとかビネガーとかにぶっこまれた魚なんて、日本食に慣れた俺には到底うまいとは思えないだろうし、実際食ってみても「油さっぱりしていてうまいね!でも、俺は寿司でいいや」ってなるし。そもそも生魚の調理にかけては、日本以上に洗練された国があるのかどうかが疑問だ。


肉にしてもそう。


今や、世界の最高級の肉を誇るのは日本だ。


強いて言うなら、日本ではカンガルーの肉とかうさぎの肉とかを食べる機会ってのはほとんどない。あるいは、仔牛や子羊の脳みそに至っては、衛生的と言うか病理学的な理由から、日本で食べることはいまやほとんど不可能らしい。

そういうものを食べたいのなら海外に行って楽しむ価値もあるかと思うけど、そもそもそうしてまで食べる価値がある味とは思えない。自分で狩猟を楽しんで、捕らえた獲物の味を楽しむという醍醐味は、まぁ、動物愛護団体からすりゃとんでもない話なのかもしれないけど、それだったらぼたん鍋なんかがその類ですよね。いいよ別に、俺狩猟しないし。


「おいしいものを食べたいなら、国内で十分間に合う」ということで、グルメ目的は却下。






そうなると、次に浮かんでくるのは「銃」です。


僕は、銃が好きです。


「それだったら、実銃を撃てる国に出掛ければいい!」って言うでしょ?


最短距離では韓国なんかがそうですよね。


それ以外でも、銃を撃てる国ってのはかなりある。


でも!いやいや、ちょっと待てと!


確かに俺は銃が好きだけど、「銃を所有したりいじったりするのが好き」なだけで、「撃つのが好きなわけじゃない」という話ね。


以前ね、黒い人脈があったとき、トカレフを30万で買わないかと言われたことがありました。

日本では銃を所持するだけで立派な犯罪ですからね、ダメですよ。

ダメだけど、正直ちょっと迷うよね。

まぁ、30万くらいで出回ってるトカレフなんて、どうせ粗悪品でしょうから、撃ったら暴発する可能性もあるわけ。でも、僕はね、撃つ予定もないし、実弾を装填する予定もない。銃をカチャカチャいじって、メンテナンスを楽しみたい派。それだったら、買ってもいいかな──なんて思うわ、正直。


まぁ、言うまでもなくそれは違法行為なわけで、丁重にお断りしたけども。

このことからもわかる通り、僕は「銃を撃つこと」に対しては、さほど魅力を感じない。

撃つだけの旅?

興味ないわ。

よって、この目的も却下。




さて、いよいよ困ってきた。

こうなると、海外に行く目的がない。

友達に会いに行く?

いやいや、スカイプでいいよ。


海外の過激な風俗を楽しむ?

いやいや、国内ですら風俗行かねぇのに、海外の風俗事情なんてより一層興味ねぇ。病気こわいわ。


カジノで遊ぶ?

ギャンブルやらねぇ!


優雅な景色を楽しむ?

スイーツな女子に任せた!


スポーツ観戦?

フーリガンに任せた!


ほーら、もうそろそろ王手がかかるぞコレ。




僕が海外に行くとすれば、「国内ではできない撮影をする」くらいしかイメージできないんですよね。音楽のPVを作るとか、それ以外の映像作品を作るとか、要はクリエイティブな欲求に突き動かされて、やむなく海外に行く。これくらいのケースしか今のところ思い浮かばない。


写真に至っては、おいら、風景写真ってのが嫌いなわけ。

それよりも普遍的なね、苔とか錆とか、そういうものを接写で撮って、いかにその退廃的な美しさを表現するか──というのが好きなの。あるいは、モチーフを自分で作って、完全なる自己世界に溺れた写真を作る。これ、別に海外行かなくてもできるからね。


たとえば「イエメンの街並みがどうしても必要だ」とか「ニューヨークの街並みがどうしても必要」ってんならわかるけど、今んところそれが必要な予定もないし、行く理由もない。


ほら、もうこうなると、旅行に出掛ける意味が見つからねぇよ。


海外旅行には行きたいなーとは思うんだよ。


でも、

「感動したい」

「リフレッシュしたい」

「新しいものを見たい」

というね、こういう漠然とした目的は持てない。

経験が、自己表現の実益につながるものでないと、多分行かない。と言うか、行く理由がない。

さらに言えば、

海外での経験が、自分にとってそれほど劇的で衝撃的だとは到底思えないわけ。


“目的を探す”ってのは、非常に難しい。


人生や日常や自分の中のキャパに限界を感じている人にとっては有意義なことなのかもしれないけど、俺は、自分のやりたいことを現状ですべてできているわけでもないし、今の自分の脳みそに追いつくことで精一杯だ。


だから、

今んとこ、“海外旅行に行くための理由”を、それなりに一生懸命探しています。


でもやっぱ、なかなか見つからねぇなあ。




チャリティー目的が、一番「よし、行くか」っていう気になりそう。


チャリティーって偽善臭がプンプンして、印象としてはあまり好きじゃないけど、でも、実際にそれが意味のあることなら、「そのためにできることをしよう」っていう気になる。「海外旅行」という自分の行動が、一番結果につながりそうな気はするなぁ。


なんかもう、よくわかんねぇよ。


「何しに海外に行くの?」って訊かれて、


「自分探しです!」って堂々と答えられる奴がちょっと羨ましいわ。