初体験の夏 | sick

初体験の夏

夏だね!


毎日毎日クソ暑いし、ようやく梅雨も乗り越えて、とうとう俺の一番好きな季節が訪れた。

夏と言えば、太陽!海!浜辺の美女!

いや、


心霊だ!





というわけで・・・・・・





先日、







初めて本物の金縛りっぽいのを経験した。







厳密に言うと、

前に一度だけそれっぽいことになったことあるんだけど、

そん時はなんつーか、

「動こうと思えば動けるような状態」だったんですよね。

単に動きたくないだけみてぇな。

目は微かに開けることができて、

「幽霊見えねぇかな」なんて思ってがんばって周りを見回したんだけど、

何も見えなかった。

耳鳴りがしていたけど、

何も恐くなくて、

最終的には無理矢理動いたという経験はしたことがある。

あと、

“金縛りにあう夢”を見て、

起きてから「あれ?俺金縛りにあったか?あ、いや、夢だ」

ということもあった。


しかし、

先日のはおそらく、

本当に金縛りだ。

多分。

確証は持てない。

なぜなら、半睡半識状態で、意識が混濁していたからだ。


目が覚めても体が動かない。

ベッドの右側に何かがいる。

見てもいねぇのに、そいつがどんな姿なのか分かるという不思議な状態。

夢見ながら起きてる感じだった。

そいつの姿ってのが、

白い服を着て、

おにぎりみてぇな髪型をした、

のっぺらぼう。

まさしくお化け。

多分、扇風機の音が、誰かがいるような音に聞こえたんだと思う。

で、脳内で勝手にそいつの姿を適当に作り上げたんだな。


目は少し開いた。

でも、辺りを見回せるほどは開かない。

首は動かないし、体も動かない。

喋れない。


細目を開ければ、隣で寝ていた連れの姿を何とか確認することができる。

右側からおにぎり女が徐々に迫ってくる。

「金縛りで幽霊が見えても恐くねぇよ」という自信は以前からあったけど、

少し恐かった。

多分、意識が半分寝てるからだろうね。

起きている状態のように意識がはっきりしていたら、「お化けなんかクソくらえだボケが」なんて自分に言い聞かせて強がることもできるけど、寝ぼけてる状態じゃ強がることもできねーんだな。


で、


隣で眠っていた連れに

「おーい!」って本気出して声を掛けようとするんだけど、

言葉にならない。

翌日、「すごい唸ってたよ」なんて言われた。

それ、唸ってたんじゃなくて、助け求めてたんだっつーの。


で、叫んでも叫んでも伝わらないから、

「もういいや、眠い」なんつってそのまま眠った。


まぁ、

心霊番組とかで見るほど恐いもんじゃなかった。

右側から迫ってくるおにぎり女に対する恐怖よりも、

「体が動かねぇ!今すぐ動かしてぇのによ!」という気持ちの方が強かったな。

後から思い返してみれば、

完全に寝ぼけてる状態だよね。

寝ぼけてはいるけど五感は何となく起きていて、何となく辺りを察することができる状態と言うか。

もし、これが本当に金縛りなら、

金縛りにあって「部屋に幽霊がいる!恐い!」と言う奴の気が知れねぇ。

魚人間に会った夢を見たからって、

魚人間の存在を確信したりはしねーのと一緒よ。

俺の金縛りはまだ浅かったのかな。

今度はもっと意識がはっきりした状態で経験してみたい。


最近ちょっと疲れが溜まっていたから、

そのせいであんな風になったのかもなー

というわけで、

昨夜、久しぶりに専属整体師の施術を受けた。

やっぱ、しばらくやってねぇと体って歪むんだなー

いつもは気持ちよく感じるものも、

昨夜は痛かった。


でもまぁとりあえず、今日はぐっすりと眠ることができたし、

疲れもとれたっぽいから、

今日からまた張り切ってくぜFuck yeah