覚せい剤のこと | sick

覚せい剤のこと

覚せい剤:

(シャブ、スピード:アンフェタミン、メタンフェタミン)


覚せい剤を使っても、即廃人になるということはありません。

一般的なイメージの「薬=怖い」というイメージとは違い、初めて使用した時はほとんどの人が「大したことないじゃん。これなら自分の意志でやめたりできるよ」という感想を抱きます。イメージとのギャップから安堵感を覚えるというのも、日本におけるドラッグの怖さだと個人的に思っています。


効き目は摂取量によって異なりますが、数時間から数日間にも及びます。

その間、目は冴え、眠気はなく、元気が湧き出ます。

薬効が切れると、体は疲労し、不快感を覚えます。

多くの場合、「今日は疲れているから、ちょっとシャブ食って元気出そう。少しくらいなら大丈夫」という感覚で薬を常用し始め、薬物使用に対する罪悪感が薄れてくると乱用に至ります。


乱用し始めても、最初のうちは特に体に害は表れません。

自覚できるようなネガティブな症状がほとんど無いため、多くの場合は“やめる理由”が見当たらないのが普通です。


やがて、体は徐々に蝕まれていきます。

食欲減退が最初に著しく表れます。

不眠から生活リズムが狂い始めます。

体は薬効によって「元気」と錯覚させられていますが、“寝ない・食べない”という極度に不健全な生活サイクルとなっていき、それが普通になる頃には不健康にやせ細り、肌は荒れ、目は常に充血しているという状態になります。睡眠をとらず栄養も摂らないのですから、こういった状態になるのはごく当たり前のことなのですが、薬によって元気は保たれているため、本人はあまり危機感を感じません。ただ、ここに至ると多くの人が、大なり小なり不安を抱くようになっていきます。しかし、薬が途切れると途端に体が「きついよ」というシグナルを発し始め、本来

の体調不良加減が一気に襲ってくるので、シラフに戻る前に薬を摂取するという一連のサイクルの中に身を投じるようになります。


また、覚せい剤はセックスドラッグとしても使用されます。

本来得られる性的快感よりももう少し大きな快感を得ることができるため、この快感を得たいがために薬に手を出すというケースも珍しくはありません。しかし、行く末は結局のところ上述したようなものです。


覚せい剤を使用しているのは何もクラブに出入りしているようなアングラな面子やサーファーだけでなく、主婦や学生なども多くを占めています。


「覚せい剤を使用すれば、絶対に抜けられないやめられない。廃人コース確定」というのは、やや大袈裟すぎます。一度だけ使用して、それ以来二度とやらない人もいますし、途中できっぱりとやめられる人もいます。ですが、多くの場合は常用するのが当たり前となるのもまた事実です。


個人的には、捕まるリスクや体を壊すリスクを負ってまでやる価値はないと思います。


ドラッグの本当の恐ろしさは、「思ったよりも怖いものじゃないじゃん」と思わせるところにあると思ってます。そして、「やっぱり怖い!」と思った頃には既に手遅れになっているというのが、覚せい剤の恐ろしいところだと思います。


今、のりぴーが逃亡してますけど、芸能界にはシャブ食べてる奴はたくさんいるでしょう。でも、たくさんいるからこそ、悲惨な現状を目の当たりにして危機感を覚える人も多いかと思います。不健全なりに、健全な危機感を得やすい場所なのかなーと思います。一番怖いのは、薬で悲惨な目にあってる奴を見たことない人間が、安易に薬に手を出すということです。つまり、僕ら庶民のケースです。


薬を使用したら絶対に後悔することになる──とは限りません。


でも、まぁ、大体は後悔することになるかと思います。


ロッカーならドラッグだぜ!なんて、ヘタレロッカーの言う事などシカトするくれーの強さを持ちましょう。ロッカーならストレートエッジに生きましょう。ストレートエッジ、つまり、ドラッグなどには手を出さず、ラブアンドピースにクソ生きてやろうぜというスタイルのことですが、厳密に言うとこれはパンクシーンから派生した言葉です。オーバードーズでおっ死んでいくロッカーや、社会からドロップアウトしていくロッカーどもより、ストレートエッジを提唱して健全なライフスタイルを貫き通す方がかっこいいじゃないですか。


ドラッグは、逮捕されたり体壊したりというリスクがありますが、それよりも何よりも、大切な人を傷つけることになるという副作用があります。愛する人の信頼を裏切り、落胆させ絶望させるような生き方。ロッカー云々以前に、男としてそんなかっこわりー生き方したくありません。


「ドラッグなんてガキのやるもんだろ。俺は音楽やってんだ、ロッカーなめんなよ」っつー感じで、ストレートエッジに僕は生きていきたいと思います。


はい、ね。


そんな感じで。


薬やりたい奴は勝手にやれば。


俺は、「薬?くだらね。人生こんなに楽しいのに。他にすることたくさんあんだろ」っていう人の方が好きです。