Broken my toybox「鱗」が描く、剥き出しの感情と鋭利なギターサウンドの結晶 | しくおのブログ

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耳に馴染む音より、心に刺さる音を。しくおが選ぶ、インディーシーンの現在地。

感情の深層へ。心に「鱗」を刻むインディーズシーンの新たな旗手

日常の喧騒からふと離れたとき、私たちは自分の居場所がどこにもないような、寄る辺ない感覚に襲われることがあります。

そんな瞬間に、スッと心に入り込み、痛みを肯定してくれる「音」が今、ここにあります。

Broken my toybox -「鱗」Music Video

 


剥き出しの言葉が紡ぐ、自己存在の証明

murffin discsより新たに産み落とされた、Broken my toyboxの最新曲「鱗」。

この楽曲を一聴して驚かされるのは、繊細さと力強さが共存する「音像のレイヤー」です。

🎸 サウンドの核:ダイナミズムと質感

特筆すべきは、そのクリーントーンのギターカッティングと、サビで一気に溢れ出す歪みの質感です。

現代的なギターロックの系譜を受け継ぎつつも、空間を埋め尽くすリバーブの使い方が非常に巧みで、まるで「水の中」にいるような浮遊感と圧迫感を同時に演出しています。

この「音の湿度」こそが、歌詞にある「鱗」というキーワードを立体的に浮かび上がらせているのではないでしょうか。

🎤 歌声に込められた「祈り」

藤井樹氏のボーカルは、消え入りそうな呟きから、叫びにも似た高音域まで、感情の揺れをダイレクトに伝えます。

「私だけが光っていたいんだ」という切実な願いは、聴き手の内側に眠る「名前のない孤独」を代弁しているようです。


あなたの日常に、ひとひらの光を

この「鱗」という楽曲は、強がって自分を武装することに疲れてしまった時、そっと寄り添ってくれる一曲です。 🌿

「誰かに見つけてほしい」という純粋な欲求を、音楽という形で見事に昇華しています。

人混みの中で自分を見失いそうになったとき、あるいは一人静かに自分と向き合いたいときに、ぜひこの音の海に深く潜ってみてください。

そこにあるのは、きっとあなただけの「光」のはずです。 ✨


■ Broken my toybox 公式情報