SIMS4のプレイスタイルは千差万別で、プレイヤーは「SIMSで何をやるのか」というところから考えないといけない。1つのルールに基づいて競い合うものではないし、プレイの仕方についてルールブックが存在する訳でもない。

 

 昔々のSim Cityの場合は、人口を増やす、という単一の目標があったが、SIMS4(だけでなくシムズシリーズは全てそうなのだろう)にはそれもない。

 

 チュートリアルが終わる頃には朧げながらプレイイメージが見えてきた。これはストーリー・テリング(物語創作)のためのプラットフォームだ。ストーリー無くしてプレイ無し、というのは大袈裟だが、最初にプロット(大まかなストーリーと登場人物の設定)を持ってプレイを始められたのが、1年半続いている理由だと思っている。

 

 ゲームが提供する様々な機能 -- 特質、バフ、関係性、スキル、キャリアによってストーリーの展開は変わって来る。自分の思い描くストーリーとするためには、時間をかけてこれらの癖を覚えることだ。

 

 以下は現時点のプレイで感覚的に多い順。複数を組み合わせてプレイしているが、あえて言うと上位3つがマイ・スタイル。

 

  1. BB(建築)プレイ

 

「ストーリー無くしてプレイ無し」と言いながら、ストーリー無くとも建築は楽しい。

  • 建てて、住ませて、直す、の繰り返しだが飽きない
  • Tiny Livingは持っていないが、お一人様用の小規模住居を建てることが多い
  • 出会いと関係性の進展はバーが多く、バーの建築も多い
  • 友人以上家族未満、という関係性に合った箱としてホテル風、シェアハウス風の建築も多い。For Rent以降は、特に増えた
  • 大規模で複雑なものは、建築途中でデータを壊すことがある。恐らくメモリ8GBでは不足なのだろう。
  • 特にSan Myshuno(City Livingで追加)は頻繁に壊す。下はZenViewで起きた「ダルマ落とし」 これでも問題なくプレイできている

 

(余談)所有PCがwindows&高性能であればマイクラ、Cities: Skyline、Skyrimあたりに沼っていたと思う。これらのゲームもCPUとメモリに負荷がかかるようだ。

 

 

  2. 放置&音楽プレーヤー・プレイ

 

 何らかの理由でプレイ中のSIMS4を放置、暫くしてから画面を見ると、想定外の面白い展開になっていることがある。「そう来たか」と呟きながら、直接指示しなくてもゲームが進行する事に気づいた。いわば自律+観察プレイの入門だ。

 

 放置の間、何もすることがないのは寂しいから、音楽プレイヤーの如く、カスタムミュージック・フォルダに自分が聞きたい曲を詰め込んだ。

 

 そういえば、コロナ流行前の井の頭公園で、毎日CDステレオを持ち込みボリューム全開でモダン・ジャズを流しておられたご老人は今もご健在だろうか。昔の新宿DUGを想起させる選曲で、井の頭公園に行く際の密かな楽しみだった。コロナ以降は心臓の病気もあって公園に行くこともなくなったが、代わりにシムを相手に1980-90年代の曲を聴かせている。

 

 選曲は、好きな曲はもちろんだが、ストーリー展開やアニメーションに合う曲を意識し、約50曲ほどカスタムミュージック・フォルダーに入れている。メモリ圧迫の原因の一つだと分かっているが止められない。

 

 以下、独断と偏見で語ると、マヌケまたは陽気特質を持つシムにYMOのTighten Upを聴かせると、かなりの確率で陽気な時の踊り(a2o_stereo_dance_sideToSide_playful_x)が止まらなくなり、時に制御不能にまで振り切れる。ただし音楽のせいで笑い死にしたシムは今のところいない。

 リズム、ビート、ソノリティ、コード進行がYMOに近いPerfumeの曲を流しても、こうならないから、謎の一つだ。

主なカスタム音源

  • 「ホラー」チャンネルは、殆どをアジアンポップス(マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイ)に置き換え。YMOもここに入っている。SIMSはアメリカ色の強いゲームだが音楽の力を借りてアジア的世界観を作ろうと試みている。
  • 「日本風」(Snowy Escapeで追加)チャンネルは、For Rentで追加されたトマランツイスト専用チャンネルとした。盆踊りの定番「東京音頭」(関西だと「河内音頭」だろう)、沖縄エイサーの定番曲「唐船ドーイ」、8時だよ全員集合のエンディング曲「ドリフのビバノン音頭」。これで踊らせると、たちまち「トマラン音頭」と化す。
  • 「島ラジオ」(IsLand Livingで追加)は、半分くらいが山下達郎の曲。「DOWN TOWN」繋がりでEPOもこのチャンネルに入れている。Sulaniで聴く高気圧ガールはなかなか良いと思っているが、Sulaniの住人は「島ラジオ」チャンネルには反応するものの、それぞれの曲はどうでも良いように見える。
  • 「クラシック」は自分が好きなピアノ曲で固めたが、シム達の受けはあまり良くない。シムはクラシックよりバロックの方が好きになる確率が高そうに見える。
 

  3. ストーリー・テリング・プレイ

 

  • 妄想をシムワールドで実現、動くラノベ
  • オリジナルのチャレンジシナリオとも言える
  • 思いついた時に集中的にプレイ
  • 難を言えばR18+に走りがち

 

  4. 願望達成プレイ

 

  • 願望を達成することで報酬ポイントを稼ぎ、報酬特質を買ってシムを強化する。
  • 同時並行で複数の願望を進める。こまめに切り替えないといけないので煩雑だが、ボケ防止のためと割り切っている
  • 単独でプレイするものではなく、自シム育成時のルーチン
  • 自シム育成時はフリーランスの植物学者、釣り名人、館長、途方もないお金持ちの4つを必須の達成目標としている。比較的早く10,000ポイント(以下ptと略記)以上稼げる。
  • 購入する報酬特質の定番は、学者(4,000pt)、お気楽(3,000pt)、恥知らず(2,000pt)、鉄の膀胱(2,000pt)、鋭い観察眼(500pt)、高速掃除人(500pt)、速読家(1,000pt)、勇敢(8,000pt)

 

  5. スキルアップ・プレイ

 

  • 3.と同様、半ばルーチン
  • 器用さ、論理学、魅力など、多くの場面で求められるスキルを如何に効率的に習得するか

 

  6. キャリアアップ・プレイ

 

  • セーブデータ毎に一人は居ると便利なキャリアを持つシムを効率的に育成する。科学者、ロケット科学者、など
  • 好きな職業はGet to Workの科学者。同伴出勤が必要で手間はかかるが、(1)クリスタル・コレクションが簡単に揃う、(2)ロケットを飛ばさなくてもエイリアンコレクションが収集できる、(3)SimRayなど使えるアイテムが手に入る、ことから何度かプレイ。

 

  7. コレクション・プレイ

 

プレイを始めたての頃はそれなりにやったが、やや飽きてきた。

 

 

  8. ライフイベント・プレイ

 

  • 子作り・子育ての繰り返しは、やや苦手。
  • IsLand Livingで追加されたムアペラムの自然保護活動もここに含める

 

 

  9. シナリオ/チャレンジ・プレイ

 

  • シナリオはすぐに飽きた。100万シムオリオン、植物シムは複数回プレイしたが、他は1回やって終了。
  • チャレンジプレイは途中で面倒になる。レガシーチャレンジは3回挑戦したが、必ず4世代目で挫折する
  • 自分自身で考えたストーリーでないと思い入れが少なく、飽きやすいのかもしれない

 

  10. 自律&観察プレイ

 

まだこの域に達していない。自律観察は奥が深い

今は直接指示型のプレイ中心だが、間接指示、自律&観察の割合を増やしていきたい

 

 

  11. MOD/CCお試しプレイ

 

 クリエーターの方々の作品を試し、自分のプレイに合う物であればそれを拝借する、というものだが、PC性能的に辛いので、殆どやっていない。

 

 MODは、ストーリー進行上必要なものを探して導入することが殆どで、常駐させているのはMCCCとww、XML_injectorのみ。

 常駐ではないが、必要な時に入れて終わったら外しているのが、LittleMsSam様のLive In Business、カスタム願望が必要な時にLifetime Aspirations。

 

 CCも少な目。グラフィックオプションでノートPCモードをONにしており、テクスチャの大きなものはうまく表示されないので、ヘアスタイルは諦めた。現時点ではEye lush2種類(いすれもS-Club様)、カスタム死神用のコスチューム2種類(バニーガール、妖精)のみ。CCはNPCのランダム着用を禁止にしており、通常プレイするシムは全員noCC。

 

  12. CAS&ポーズ・プレイ

 

 ファッションセンス皆無の上、グラフィクス品質を落としており、プレイにならない。ポーズは、デフォルトで実装されている膨大なアニメーションを覚えるのが先、ということで、今は手を出していない。

 

 

  補)チートの使用について

 

チートは積極的に使っている

 

もし、データを壊してしまったら、作り直せば良い、と割り切っている

(今まで何度も壊して来た)

 

壊すのも遊び方、は言い過ぎかもしれないが砂場で遊ぶ感覚(sandbox)は楽しい