今回お客様シリーズではないですが、
出勤中の出会いです。
先日もどこかで書きましたが、
私老人にめっきり弱いんですね。
なんかキュートに思えてきてしまうんです。
朝いつものようにホームで電車を待ってたところ、
「この時計時計あってますか?」
と、推定70歳くらいのおばあちゃん。
私「2分くらいですけど遅れてますねぇ。」
おばあちゃん「直してくださるかしら。良くわかんないのよ」
直してあげる私。
まだ電車まで時間が少しあったので、席詰めて一緒に座って電車を待ちました。
電車乗ってからも降りる駅まで一緒にいました。
その間はごく普通に世間話。
かなり元気で相当話の展開が早いんです!
そこから驚きの連続でした!
おばあちゃん「私、何歳くらいに見えるかしら?」
私「70歳くらいですかねー?」「でも、お元気ですしもう少し若くても不思議じゃないですね」
って、気の利いたことも言えず、そのまま答えたつもりでした。
が!
おばあちゃん「もう84なのよー」
えぇぇええ!!
そういえば・・・
さっきの会話でも女学校卒業して戦時中は兵器工場の経理やってたって言ってたし。
良く考えれば戦争中の話けっこうリアルにしてたし。
時代背景考えれば普通70代じゃ聞けないない話を何気なく聞いてたんでは。。。
さらに!
なんだかかなり知的な話する人だなぁなんて思ってたんですが・・
実はとある大企業(ぜったいみなさん知ってます)の元副社長の奥様という事が発覚。
迎賓館に招かれた時の話やら、昔の首相の話やら、石原裕次郎の話やら・・・・
ホントですか?って話の連続でした。
でもあえて嘘ついてるようにも感じませんでしたし、
年齢にしてはありえないオーラみたいなもの漂わせてましたし。。
そのおばあちゃんの話の中ですごく印象に残った事があります。
旦那さんはもう亡くなってしまったらしく、
はっきり言いませんでしたが、かなりの遺産があったようです。
専門家に頼まずに自分で勉強して遺産相続の手続きしたそうです。
でも遺産より嬉しかったのは、
生前に旦那さんが「自分にはもったいないくらいのいい妻だった」って言葉を言ってくれた事だと笑いながら話してました。
映画みたいな台詞ですが、
そう喜びながら話してるおばあちゃん見てて朝からかなり感動しました。
若者と話すのが好きって言ってました。
けっこう偶然に刺激的な出会いをした気がします。