ハーバリウム、現在爆発的人気を誇るインテリア雑貨。

 

インスタグラムをきっかけに流行し

テレビや雑誌に取り上げられ

今は某大手ショッピングセンターをはじめ

雑貨屋さん、花屋さん、いたるところにあふれています。

 

今日は私のハーバリウムに対する思いを書かせてください。

 

Herbarium「ハーバリウム」

植物標本が由来。特殊なオイルでドライフラワーやプリザーブドフラワーを閉じ込め手入れ不要で長期間観賞できるインテリア。

 

私がハーバリウムの存在を知ったのは5年程前たまたまインターネットサーフィンをしていて見つけたのがハーバリウムとの最初の出会いでした。

 

私は標本の美しさに心を奪われました。

 

始めてみるそれは、どうなっているのか?中には何が入っているのか見当もつかず

当時は情報なんて何もなくて水で花を浸してみたり腐らせたり

瓶も今の様には売っていなかったので出来ることが限られていました。

 

 

その後少しずつ習い事が好きな人たちの間で話題になり始め

中に入っているのはオイルらしい。ベビーオイル?お花は乾燥させないとダメ?等情報が少しずつ出回りました。

 

そして2年前、当協会の代表がハーバリウムの実験を重ねオイルを作ることに成功。

 

今となっては成分表記がされたり、通販サイトで多くのオイルが出回っていますが当時は大発明!

代表のおかげで瓶の仕入れもかなり楽になりました。

 

 

誰も知らなかったハーバリウムが

今年になって問い合わせが爆発的に増え

インスタでも多くの方が投稿しているのを目にするようになりました。

 

協会もたくさん増え、当協会オイルも改良されてさらに使いやすくなりましたし

通販サイトも増え資材も揃えやすくなった一方で

ハーバリウムに対する疑問も増えてきました。

 

 

小さい瓶の中にはリボン、人形、パール、お花は接着剤で固定され

下からピカピカライトで照らされ

植物標本からはかけ離れた作品が次々と生まれています。

 

 

お花はぎゅうぎゅうに息苦しそうに詰め込まれ

植物本来の可憐さ、儚さ、美しさを一切無視した作品が多すぎる。
色あせることを恐れ、わざとインクで強く色を発色させ
インスタ映えばかり気にする。

これ以上そんな作品ばかり増えてしまったらハーバリウムは一瞬の流行で消えてしまうのではないか?
そんな不安すら覚えるようになりました。

人工的に加工したものや濃い色のプリザーブドフラワーは確かに可愛いです。
インテリアとして華やかですし見栄えも良い。

実際、当初ドライフラワーしか仕入れてなかった当店が
クライアント様に言われて色鮮やかなプリザーブドフラワーを仕入れるようになったのも事実。

ワークショップではドライの自然で地味な色ばかりではあまり受け入れられず
元気で派手な色も必ず必要です。

もっと派手な色はないか?別の物は入れれないか?ライトはないのか?パールは?
と聞かれることもあります。

沢山の作家さんからお話を聞きました。
DMや直接会って、本当にいろんな意見を聞きました。

新しい技法を生み出した方や、

パールを入れて華やかにしたら爆発的に商品がHITしてそれで生計を立てている方もいました。


皆さん努力していて頭が上がりませんでした。


それでね、分かったことは

やっぱりわたしは植物標本が作りたいなあ

って事でした。


ワークショップにはいろんな素材を持っていきますし
オーダーもなるべくその方の希望に沿った商品を提供するために
意見を聞いてすり合わせをします。
(あまりにもテイストが違いすぎる場合は別の方にお願いしますが)

でも、自分で好きに作る作品については

出来るだけ本物の素材で
出来るだけシンプルにナチュラルに
標本は標本らしく

 

やっぱり軸はぶれずに

それを好きだと言ってくれる方がいる限りは

私は私らしい作品を作りたいです。

 

長々書きましたが

派手でインテリアに特化したハーバリウムを

批判中傷したり、否定する気は全くありません。

 

わたしはわたしらしく

一番最初の気持ちを忘れないで活動していきたいのです。

 

 

 

sicklefield..in accordance with nature

 

 

認定講師 佐藤紗季